ハンドルネーム「甘味」さん からのお悩み
シモダさん、はじめまして。パティシエを目指している者です。
「地元で就職して地域の発展に貢献したい」と考えていたので、より多くを学べる都会の大きい専門学校に進んだのですが……。
何度か現場実習のため地元に帰るたびに言われるのは、「あなたは働きぶりも申し分ないし今すぐにでも雇ってあげたい。でも来年の春からしか働けないのでは、人手不足のこの店では待っていてあげられない」と言うことです。
その店では私の代わりに、専門学校を出ていない男の子と、地元の調理師学校を出た女の子を雇いました。悔しくてしょうがないです。知識のない彼や、製菓科のない学校で妥協した彼女は働けて、「地元の為に」と都会に出て行った私は働けない。
都会に行ったことがプラスになりこそすれ、枷になるなんて思ってもいませんでした。私はどうするのが正解だったのでしょうか?
シモダテツヤの回答
釣りなのかしらレベルのご投稿ありがとうございます。
さて、いただいたご相談についてですが、結論から言いますと、就職するために専門学校へ通っていたのに、入りたい職場から声をかけてもらったタイミングで学校を辞めて就職するということを選べば良かったんじゃないでしょうか。
免許うんぬんは僕もよくわかりませんが、掴めるチャンスを掴めなかったのは全て自分の責任です。声をかけてくれたその職場もあなたのために慈善事業で経営をやっているわけではありません。
自分たちの生活を優先するのは当たり前で、その上であなたの勝手な都合まで聞いてる余裕がなかったというだけです。
さらに自分以外のせいにしたり、入社したお二人を嫉妬から蔑んだりするような人は成長性も知れてると思うので、少しいじわるな言い方をすればその職場の人はあなたを採らなくて正解だったと思います。
そして代替案になれば良いのですが、「地元のために」とおっしゃるのなら、「土地神さま」に就職するのはいかがでしょうか? その土地に根付き、土地の発展の為に貢献するという意味では「土地神さま」を超える存在はなかなかないと思います。
具体的に何をするのかは僕もよくわかりませんが、適度に透けてて浮いてたら「ぽさ」は出ますし、あとは時折調子に乗った人間に天罰を喰らわせてやれば部長くらいにはなれるんじゃないかと思います。頑張ってください。
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書いた人:シモダテツヤ
1981年京都生まれ。Webクリエイター。バーグハンバーグバーグ代表取締役社長。 代表作は「イケてるしヤバい男 長島からのお知らせ」「インド人完全無視カレー」「分かりすぎて困る! 頭の悪い人向けの保険入門」など。著書に『日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術』がある。Twitterアカウント→@shimoda4md