こんにちは。ライターのたかやで…
……ん?
なんか、カメラ寄ってない? なんで?
冒頭からこんな陰キャのアップきついって。読者も離れちゃうって。
近い近い近い近い近い近い。馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿。
止めろ!!! カメラを寄せるな!!!
そんなに近づいたら…バレちゃうだろうが!
顔のほくろが、バレちゃうだろうが!!!
ほくろが気になる…
改めまして、こんにちは。たかやです。
加齢に伴って増加するほくろ。
僕は顔を出しながらライター活動をしているんですが…。
これまで、記事に自分の写真が掲載されるたび、顔のほくろが気になって恥ずかしかったんですよね。
そんな悩みをジモコロ編集長・ギャラクシーさんに相談したところ…
「除去したらええやん」
との提案が。なんでもギャラクシーさん、先日初めてシミ除去治療(後述しますが実際にはほくろ除去)を受けてみたんだとか。
ちなみに僕、このマンガの打ち合わせしてる時に「自分も、ずっとコンプレックスだったシミを取ってみようかな」と思って、取りました。スッキリしたやろ
歯並びがコンプレックスだったから今のうちに矯正してみた – ジモコロ
前編|https://t.co/zNFt33ln53
後編|https://t.co/rFNh0DRoda pic.twitter.com/LsPv44d1YI— ギャラクシー (@niconicogalaxy) November 11, 2022
そのときのツイートがこちら
え?! 跡形もなく消えてる!こんなキレイに除去できるもんなの???
これは、自分も受けてみたい!
…しかし、これまで美容に関するアレコレに無頓着だったこともあり、
「どんな流れで除去できるの?」
「失敗しない?」
「男が美容クリニックに通うのって普通なの?」
などなど。未経験者には分からないこともあります。
そこで今回は、メンズ美容クリニックで取材をしてから、実際に……
ほくろを取りました
この記事では
・美容クリニックに通う前の、疑問や不安
・治療を体験してみての感想
をレポートしています。
治療から数ヵ月後の様子
果たして、キレイに取れたかな?!
男性はもちろん女性も、「ほくろ除去してみたいな~」と思っている方は参考にしてくださいね!
ゴリラクリニックさんにお邪魔しました
今回、お話を伺うのは「ゴリラクリニック」の総院長・稲見(いなみ)さんです。
ゴリラクリニック
医療レーザー脱毛、スキンケア治療(毛穴やニキビ、ホクロ除去など)、アンチエイジング治療(シミやシワ)など、男性専門の総合美容クリニックとして全国展開されています。
「よろしくお願いします! こういうところに来るの初めてなんですが、そもそも男性が美容クリニックに通うって珍しいんですか?」
「そんなことはありません。ここ数年間で、受診される男性は増えています」
「メンズ美容への関心、ここ数年で一気に高まってますもんね」
「あくまで、このクリニックに限っての話なんですが……施術を希望される男性の割合は、開院当初(8年前)と比較すると、約100倍に増えました」
「ひゃ、100倍!?」
「一昔前は、男性が美容を気にするのはどこか恥ずかしい…といった風潮でしたが、最近はそうでもないですよね。男とか女とか関係なく、誰だって気にするものは気にして良い時代ですし」
「ですよね~」
「メンズ美容に特化したYou Tubeとかも人気ですもんね」
「えぇ。情報が入りやすくなった分、『あれ? 気にしてたの俺だけじゃなかったんだ』『なんだ、みんなやってるじゃん』と気づかれる方も増えてきました。今までの女性の当たり前が、もう男性も当たり前になってきているわけです」
「施術を受けられる人って、やっぱり若い世代が多いんですか?」
「いえ、最近はあらゆる年代の方が受診されますね。ほくろやシミ治療、ヒゲ脱毛など、年齢を問わず気にされる方は多いですから」
「ヒゲ脱毛! 僕、ヒゲ脱毛もいつかやりたいな~って思ってるんですよ。もう永久脱毛したい。今後の自分の人生で、ヒゲだけは絶対いらんって確信がある」
「ほんとそれ。毎朝ヒゲ剃る時間ムダすぎる。でもおじいちゃんになったらカンフーの達人みたいなヒゲを生やしたくなるかも……と思って踏ん切れない」
「ゴリラクリニックでも、ヒゲ脱毛を受けられる人はかなり多いですね。ヒゲで悩まれる男性ってほんと多いんです。濃い方は朝に剃っても、夕方には伸びてきちゃったりするので」
「営業職とかだと、ヒゲが伸びてると上司に怒られたりしますもんね」
「あと脱毛の話でいうとデリケートゾーン……いわゆるVIOラインの脱毛をされる男性も多いですね」
「なんか、最近の若い女性はみんなやってるって言いますよね。男もそうなんですか? 」
「はい。めちゃめちゃやられてます」
「めちゃめちゃ。どういうメリットがあるんでしょう?」
「蒸れなくて快適とか、清潔であるとか、性行為時にパートナーからの印象が良い…などのメリットがありますね」
「興味あるな……」
「ほくろやシミ、ヒゲや体臭など、男性も女性と同じように、美容に関する悩みは尽きません。でも、男性の場合、美容クリニックへの敷居を高く感じてしまい、行くのを躊躇してしまう…という人もまだまだ多いと思うんです」
「たしかに。僕も今回の企画がなかったら、来ることなかったかも…」
「ほくろだって、他人から見れば大したことなくても、本人にとっては大きな悩みだったりしますよね。ほくろがあるのは決して恥ずかしいことではありませんが、悩んでいるのなら、相談目的でもいいから気楽に来て欲しいですね」
「心強い!」
ちなみにゴリラクリニックは、男性でも落ち着くように「黒」を基軸にした内装を意識。
公式サイトも、従来の美容クリニックのHPにありがちな「ごちゃついたレイアウト」は極力避け、美容クリニックが初めての男性でも安心して受診できるような設計をされているんだとか。
ほくろ除去治療の流れ
「どういった流れで治療が進むんですか? 」
「簡単にまとめると
1.クリニックでほくろを除去
2.患部に保護テープを貼って、治療痕を安静に保つ(約10日間)
3.数ヵ月から半年ほどかけて、徐々に皮膚の色に戻していく
といった流れです」
「けっこう長期スパンですね…」
「とはいえ、ほとんど大変なことはありませんよ。基本的に、一、二回治療を受けるだけで済みますし」
「では、もう少し具体的な手順や流れを聞かせて下さい」
どうやって除去されるの?
今回、たかやが除去したいほくろはこの2か所
「どうやってほくろを取るんですか?」
「当院では、炭酸ガスレーザーでの治療を行います」
「施術する箇所を局部麻酔した後、患部にレーザーを照射させます。皮膚には水分が多く含まれるので、レーザーによって皮膚組織が蒸発して、ほくろが取り除かれる仕組みです」
「麻酔とか蒸発とか…。なんか物騒なワードが出てきた…」
「いえいえ。そんな大げさなことではありません。簡単に説明するなら『超~軽度の火傷で、ほくろを取り除く』をイメージしていただければ」
「超~軽度の火傷」
「ほくろ除去治療には、いくつかの方法があります。その中でも、レーザー治療がもっとも肌へのダメージが少ない…というメリットがあります」
料金は?
ほくろの大きさを測っている
「どれぐらいの費用がかかるんですか?」
「基本的には、ほくろの大きさで変わってきますね」
「へ~、大きさで料金が決まるんだ」
ゴリラクリニックの「ほくろ除去治療」の料金
ほくろなの?シミなの?
「あと、これもよくあるんですが。当日のカウンセリングで、ほくろ除去治療になるのか、シミ治療になるのかも変わってきます」
「たしかに! 僕が前回ほくろを取ったとき、当初はシミを取るつもりで行ったんですよ。でも、実際にカウンセリングを受けたら『これはほくろですね』ってなった」
「ほくろなのかシミなのか、あるいはイボなのか。それって我々も、実際にその場で確認してみないと判別できないこと多いんです。が、基本的には厚みで判断すると思ってください」
「ちなみに今回は僕も自腹でほくろを取るつもりなんですが、これはシミじゃなくてほくろですよね?」
「厚みがあるので、これは明確にほくろですね」
「基本的には厚みで判断したらいいのね、わかりやすい」
治療にどれぐらいの時間がかかるの?
「一回の治療で、どれぐらいの時間がかかるんですか?」
「基本的に、ほくろ一か所につき、2~5分ほどですね」
「短(みじけ)っ!」
「カウンセリングを含めると、トータルで30分ほどです。会社の昼休憩に来られる方もいらっしゃいますよ」
「そんなランチタイム感覚で取っていいんだ…」
失敗しない??? ねぇ?? 大丈夫なの???
「あと、やっぱり気になるのは…。失敗しない?ってことです。跡とか残らない?? 大丈夫なの? ねぇ??ねぇ???」
「急にグイグイ行くな…」
「だって…!ねぇ…!?」
「おっしゃる通り、一番気になることですよね。結論から言えば、厳密には治療痕が残ります。先ほども申し上げたように、原理的には火傷といっしょなので。うす~い火傷跡が残ると考えていただければ」
「ふむ」
「ただ、最終的にはほとんど目立たなくなります。少なくとも、除去する前のほくろ以上に目立つことはありません。どうしても気になる場合は、コンシーラーで隠してもいいですし」
「なるほど。それを聞いて安心しました」
「あと、もう一点大事なことがあります。ほくろの状態によっては『再発』する可能性も稀にあります」
「再発?」
「ほくろって、場合によっては皮膚の奥深くまで根っこを張っていることもあるんですよね」
「そうなんだ」
「レーザー治療だと、照射が皮膚の奥深くまで届かないんです。表面だけ取り除けたようでも、実はまだ奥深くのほくろは残っている状態。そうなると、時間が経つにつれ、また同じ箇所からほくろが出てくることもあります」
「再発ってそういうことか…」
「じゃあ、その場合は治療をもう諦めるしかないんですか…?」
「いえ、レーザー治療以外にも、『電気メス治療』『切開法』と呼ばれる別の治療方法もあるので、なんらかの方法で取り除くことは可能です」
「よかった~」
「つまり、『ほくろの状態によっては一回の治療で取り除けないこともある』といったことも念頭に入れておいて欲しいということです。事前に、医師と充分に相談をして、適切な治療法を選択することが大切です」
いよいよほくろ除去!
カウンセリングも終了。いよいよほくろを取ります!
施術室に通されました。目の上に乗せてるウルトラマンみたいなのは、レーザーから目を保護する役割があります。
「たかや君、しっかりレポートしてね」
「レポートって言われても…。なんも見えてないし」
「すぐ済むので安心してくださいね~」
まずは、患部周辺に局部麻酔を注射
「なんかチクッとした!」
「ほくろ除去では、痛みを感じるのはこのときだけです」
「どう? 痛い?」
「全ッ然! 普通の注射に耐えられる人なら、余裕で耐えられます! アブに刺されるより痛くない!!!」
「なんでアブで例えるんだよ」
炭酸ガスレーザーを照射
「!?!?」
「何も感じないけど、なんか焦げ臭いにおいがする!?」
「顔の表面の毛が焼かれている臭いですね」
「どう? 熱い?」
「ぜ~~んぜんッ! なにも感じない! 痛くもない! ちょっと焦げ臭いだけ! 」
「なにこの状態~~~~~~!!!!」
「うるせ~」
施術終了!
「知らない、天井だ…」
果たして、どうなったのか…!
「え?! 」
「ほんとに無くなってんじゃねーか!」
「すごい。見事に除去できてる」
「っていうか、皮膚ごと削り取られてる」
「たかやさんのほくろは、皮膚の奥深くまで根付いてなかったので、簡単に取れましたね。ほくろの深さによっては、レーザーを何回か照射して削っていきます」
「どうだった? 初めてほくろを取った感想は?」
「一瞬の出来事すぎて何の感想もないです。だって5分もかかってませんよね?」
「はい」
「注射のときにちょっとチクッとするぐらい。そのあとは麻酔もしっかり聞いているから痛みも全く感じなかった。なんなら、焦げてる臭いしか印象に残ってない。こんな簡単に、ほくろって取れるんだ…」
「お疲れ様でした!」
続いて、ギャラクシーの番
「よっしゃ~。僕はもう経験者だし、パパッと取りましょ」
「あ! ちょっと待ってください! ギャラクシーさん、今日、誕生日ですよね?」
「え? そうだけど…」
※偶然、この記事の撮影日とギャラクシーの誕生日が被りました。
「せっかくなんで、この装いで治療を受けてください」
「なんで?」
「せっかくなんで」
「それじゃ、始めていきますね~」
「いや~、ギャラクシーさん。歳を一つ取った日に、ほくろを一つ取る。これは一生の記念になりますね~」
「や、そうでもないけど」
「こ~の幸せもの~~」
「ハッピ~~バースディ♪ ギャラクシーさ~~ん♪」
「おめでとーーー!!!!!!!!」
「マジでなんなの?」
除去完了! そして、ハッピーバースデー!
「お疲れ様でした!」
「普通に受けさせてほしかった」
無事に除去も終了。あとはこの保護テープを貼って、約10日間、傷口を安静に保ちます。
ちなみに、ほくろの大敵は紫外線。テープを剥がしたあとも、数ヵ月間は日焼け止めを塗るなどして対策をすると、ほくろの再発の可能性も一気に減るんだとか。
そして数ヵ月後……
施術から約2ヵ月後。
ダウンタイムを経て、互いのほくろがどうなったかを確認するべく集まりました。
「さて……。まずは、僕のほくろがどうなったか発表しますね」
「ゴクリ………」
「まだ、けっこう赤さが残ってるね」
「はい。完治するには、もう少しかかりそう。ただ、稲見先生も言ってましたが、治る速度には個人差があるみたいですし。僕はもう少し様子を見ます」
「じゃあ、次は僕だけど……」
「完全に消えたぜ~~~~~!」
「すげ!!!!」
「個人差があるとはいえ…。こんなに差が出るもんです?」
「僕、ほくろを除去しやすい体質なのかな…?」
「いいな~」
「このほくろ、子どものころ『鼻くそついてる~www』ってよくからかわれたんです。大人になってからは周りも『気にするようなことじゃないよ』って言ってくれるんですけど、自分自身がずっと気になってた。取れたのマジで嬉しい」
「ダウンタイム中はどうだった?」
「施術後、1~2日間は、患部がちょっと痒かったです。たま~に、患部から汁が少し出てきたこともあった。『ゴールデンカムイの鶴見中尉みたいだな~』と思って一人でウケてました」
「ウケんな。僕の場合、正直に言うなら、保護シールは少し邪魔だった」
「それもありますね」
「触っちゃだめって言われてたんだけど、シャワーを浴びてるときとか、クセで何気なく顔をゴシゴシしちゃって何回か剥がれちゃった」
「まぁ、剥がれてもまた貼ればいいから、大した手間じゃないんですけど」
「逆を言えば、手間に感じるのはそれぐらいでしたね」
「日光に当てるとだめってことだったんで、僕は外出するときは、日焼け止めを欠かさず塗ってました」
「僕、位置的にマスクで隠せたから平気でした。今はコロナの余波でマスクしてても不自然じゃないから、ダウンタイムも違和感なく生活できそう。やるなら今がおすすめかも」
「周りの人からはなにか言われました?」
「『なんか最近、顔スッキリしました??』ってよく言われた。ホクロ取ったんだよ~っていうと羨ましいって反応でしたね」
「ほくろ治療、全然受け入れられますよね。というわけで、僕はもう少し様子を見ます」
さらに数ヵ月後…
そして、除去治療から約6ヵ月後の、たかやのほくろの状態がコチラ。
ほぼ完全に消えたんじゃ???
まだ、若干の赤さが残っていますが…。少なくとも、「ほくろ」らしさは一切感じさせません。除去直後にあった凹みも完全にふさがってる。
遠目で見たら、まったく気にならないレベルだし。
まとめ
以上となります。
正直、受ける前は「ほんとに消えるの? 跡とか残らない?」と不安だったんですが……ほくろ、想像以上に簡単に取れる。マジで一瞬だった。
とくに、ほっぺの中心のほくろが消えたのはマジで嬉しい。かなり目立ってたから…。
やった~~~~。
「ほくろだってその人の個性」なので、除去するかどうかはその人の自由……でも、僕のように「ほくろに悩んでいる…」「でも、ちょっとなんかハードルが高いし…」と躊躇してる人は、この記事を参考にしてくださいね!
▼取材協力▼
『ゴリラクリニック』
診療時間 :11:00- 20:00
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