こんにちは。ジモコロライターの田中です。
突然ですが……じつはぼく、オンライン飲み会童貞です。
オンライン飲み会って楽しいんですか!?
ずっと気にはなってるんですけど……
「というわけでジモコロ編集長のギャラクシーさん、どうなんですか? やっぱりビールは顔を突き合わせて乾杯したい! インターネット越しの会話で酔えるのか?って思うんですけど」
「いやいや、僕は先日オンライン飲み会やってみたけど、楽しかったよ。やり方もスゲー簡単だし」
▼よくわかるオンライン飲みの方法
・Zoomの場合
1.スマホやPCにZoomのアプリを入れる
2.主催者が「スケジュール」で飲み会の日時を入力
3.生成されたURLを「招待のコピー」で飲み会のメンバーに伝える
注意・Zoomの場合は一般アカウントだと40分という時間制限があります。そのため、40分経ったら一度退出して再び部屋を作る必要があります
・LINEの場合
1.飲み会メンバーでグループを作る
2.画面上部の「電話マーク(通話)」→「ビデオ通話」を選ぶ
注意:古いバージョンのLINEだとグループ通話に対応してなかったりするので、最新版にアップデートしましょう
「確かに簡単そうですね。でも問題は中身です! 今までの人生で経験した『飲み会』と、まったく違うんですよ!?」
「じゃあさ、オンライン飲みを経験している人たちに意見を聞いてみようよ。 良い点、悪い点、こだわりとかを教えてもらおう」
「お聞きしましょう!」
▼もくじ
・経験者によるオンライン飲みの良いところ・悪いところ
・キリンが教える自宅でおいしくビールを飲む方法
・自宅でもかんたんに作れるレシピを教えて!
ライターのオンライン飲み事情
「ではさっそく意見を聞いていきましょう。まずは言い出しっぺのギャラクシーさんから!」
ギャラクシー/ジモコロ編集長
良い点
・終わった瞬間に部屋でくつろげる(会社と家が離れてるから、今までは飲み会が終わったあとに延々と電車に乗るのがダルかった)
・飽きたな~って思ったらこっそりKindleでマンガ読んだりできる
悪い点
・カメラで全員が映っているので、誰が何をしているか常に把握されてる(トイレで長く席を空けると、うんこしてたことがすぐバレる)
「間違ってはいないと思うんだけど、わざわざオンライン飲みの最中にマンガを読まなくてもよくない?」
ダ・ヴィンチ・恐山/WEBライター
あるある
ZOOM繋いでるのを忘れて普通にネットサーフィンを始めて、動画とかに夢中になってしまうときがあります
「だから、わざわざオンライン飲みの最中にやらなくても……!」
モンゴルナイフ/WEBディレクター
ひとこと
ギャラクシーさんや恐山さんみたいに、オンライン飲み会の最中にこっそり別のこと(マンガを読んだり動画を見たり)してる人! 大体バレてるし悲しくなるのでやめてください
「しかもバレてるじゃん」
加藤/オモコロブロス!編集長
良い点
・飲み会が終わったらすぐ横になれる(が、“酒を覚ますタイミング”がないので二日酔いになりやすい点には注意)
悪い点
・つまみを自分で用意するのが面倒くさくなり、最終的に何も食べずに酒だけ飲む
・「特定の誰かとだけ話す」ことが難しいので、全員均等に話すことになる。共通の話題ができない人がひとりでもいると、もうできない
こだわり
・「何飲んでるの?」「何食べてるの?」という話になりがちなので、変わったものや新商品を選ぶと話が弾みます
「正直なところ『オンライン飲みしても何を話せばいいのかわからない』という悩みもあったので、会話のタネとして変わったものや新商品を選ぶのはおもしろそう! でも、確かにつまみを支度するのが面倒だよな〜……かといって、二日酔いにはなりたくないし……」
かんち/WEBディレクター
良い点
・居酒屋と比べて圧倒的に安く済むし、他の客が騒がしいってこともない。トイレが混むこともない
悪い点
・つまみがショボくなる
・家族に気を使う
こうすると楽しい
同級生と飲む時は、過去の写真をたくさん用意して画面共有で見せると「ここに写ってるこいつの名前、何だっけ?」って感じで盛り上がります
「やっぱり安さは大きなメリットだよなぁ。自分が飲み食いしたいぶんだけ用意すればいい。大勢で家飲みするときと違って、割り勘する必要も『俺おっきいのしかないんだけど』と一万円札をチラつかせてくるやつへ怒りを押さえる必要もないし」
ヤスミノ/WEBライター
良い点
・地元(新潟)の同級生なんかは全国に散り散りになってるんですが、オンラインなら場所の制限を受けずに飲める
悪い点
・「終電」「営業時間」がないので終わるタイミングが掴めない
・表情が丸見えなので愛想笑いや聞いてるふりが普段より大事
・終わったあとの片付けを自分でやる必要がある
「ぼくも地方出身者で最近全く帰省できなかったので、久しぶりに地元の友人の顔を見たいという気持ちはあります。が、先日地元の友人から『AとBとCとD(仲いいグループのぼく以外のメンバー)でオンライン飲みやったけど楽しかったよ!』というLINEがきたので、もう故郷には帰れません」
長島/株式会社バーグハンバーグバーグ社長
良い点
・参加者が多いとどうせ全員が喋るのは難しいので、ラジオ感覚で参加してます。ネットとか見ながら、たまに会話に入って……ゆったり飲めて楽しいです
・コロナで人と接する機会が極端に減っているので、オンラインでもコミュニケーションの場をもつことはとても有意義
悪い点
・市販のものを買ってきて飲んでも、自分で作っても、とにかく店より濃くなる。実際すぐに酔ってしまう……
「なるほど! 無理に全員と喋ろうとするのではなく、“ながら”で参加するというのは気楽かもしれません。それにしても、濃いお酒ばかり飲んでいて経営者のストレス? 心配になる……」
家でも美味しいビールを飲む方法
「みんなの意見を聞いてみて、どうだった?」
「“良い点”はすごく納得のいくことばかりでしたね。ただ1点だけ気になったのが、大好きなビールを自宅でおいしく飲めるのかについて言及されてなかったことです。ぼくはバリバリのビール党なので。どうなの? ねぇ、どうなの?」
「(めんどくせ~!)じゃあ次はこの人にも意見を聞いてみましょう」
「?」
パッ
「はじめまして。KIRIN(キリン)の広報・清利(きよとし)です」
「え? KIRIN、あのKIRIN!? え、なんで!?」
「美味しいビールやおつまみのことなら、飲料メーカーの方に聞くのが一番でしょ! というわけで、僕は仕事が忙しいので、あとはよろしくお願いします!」
「ちょ待っ……」
「さっそくですが、オンライン飲み会をしてみたいそうで」
「まだ急な事態が飲み込めてませんが……仰るとおりです。ビールをジョッキで喉に流し込む感覚は、オンラインでは味わえないのでは?」
「もちろん居酒屋とは違いますけど、自宅で缶ビールをより美味しく飲む方法はお伝えできますよ」
「え! し、知りたい……!」
「まずはよ〜く冷えた缶ビールをご用意してください。温度は夏は6度ぐらい、冬は8度ぐらいが適温です」
「夏場はキンキンがうまいですよね〜グラスも一緒に冷やして、そこにビールを……」
「あ、グラスは冷さなくても大丈夫です」
「え?」
「グラスを冷やすと、ビールを注ぐときに、グラスについた水分が混ざってしまう可能性があるからです。よく洗って自然乾燥したものであれば、大丈夫ですよ」
「ちなみにグラスの種類はどんなものがおすすめですか? 家にジョッキはないので……」
「ビールの種類によって異なりますね。KIRINの『一番搾り』のように一番搾り麦汁ならではの澄んだ麦の旨味を楽しめるタイプなら、ボディ、口径ともにシンプルにストレートな形状のものが最適だと思います。何よりゴクゴクと飲めますし」
「なるほど〜! ビールごとに理想のジョッキを探してみるのも楽しそうですね」
参考記事はこちら
「続いては、ビールの注ぎ方です。『一度注ぎ』と『三度注ぎ』をご存知ですか? 『一度注ぎ』は普段みなさんがされているであろうやり方ですね。グラスに缶ビールを一気に注ぎ、程よい炭酸感と爽快感を味わえます」
「ふむふむ。では『三度注ぎ』は?」
「その名の通り、3回に分けてビールを注ぐ方法です」
「まずは、なるべく高い位置から注ぎます。はじめはゆっくり、途中から勢いをつけて泡立てるイメージです。グラスを泡でいっぱいにしてください」
「泡がグラスの半分くらいまで落ち着いたら、2回目はグラスのフチから注ぎます。泡の下にビールを注ぎ込むイメージです。グラスから1cmぐらい泡が盛り上がるようにしてください」
「また少し待って、泡が崩れないように優しく注ぎ込みます。泡が1.5cmほど盛り上がったら完成。ビールと泡の割合は、6〜7:4〜3ぐらいですね」
「『三度注ぎ』は、まろやかな味わいが楽しめ、かつ泡が蓋の機能を果たし、ビールの風味が落ちるのを防いでくれます。ゆっくりビールを楽しめるので、オンライン飲みにはピッタリです」
「ちょっと味見してみますね。んぐッ、んぐッ、んぐッ、んぐッ……っっっかぁ~~~!! こいつぁ間違いねぇや!!!」
「グビグビ飲んでますけど、今って取材中ですよね?」
本格的な生ビール体験を愉しみたい人には、会員制の生ビールサービス『ホームタップ』もあります。自宅でも、サーバーから注ぎたてのビールを月額7,500円(税抜)~で愉しむことができますよ!
KIRINおすすめの料理レシピ
「オンライン飲みをしたことがある人に話を聞くと、『自宅だとつまみがショボくなる』という意見がありました。お酒に合う簡単なおつまみのレシピを教えてほしいんですが……」
「お任せください。まずはこちらでどうでしょう?」
枝豆のペペロンチーノ風
「みんな大好きな枝豆! これはお手軽ですね。5分もあれば準備できそう」
「こちらレシピ動画サービス『Kurashiru』さんとのコラボレシピです」
「レシピ動画でつくり方を解説してもらえるのは、すごくありがたい!」
「ニンニクの香りが『一番搾り』にものすごく合うので、飲み過ぎに注意してくださいね(笑)。続いてはこちら」
おつまみトルティーヤ
「これもいいですね〜! オナカにもたまるし、何よりビールにピッタリ!」
「片手でつまめるので、オンライン飲みにもピッタリですよ」
「ちょっと待ってよ……レシピ動画の段階で飯テロ級の破壊力……!」
「続いては、カロリーが気になる方向けにヘルシー路線の一皿です」
厚揚げのしょうが焼き
レシピ提供:斎藤 優
「へええ! 厚揚げで生姜焼きですか!?」
「厚揚げのカリカリのところにしょうが焼きのタレがからんで、とても美味しいんですよ。個人的には『淡麗グリーンラベル』との相性が抜群だと思います。続いては、KIRINの商品をつかったレシピで、ガッツリ肉料理はいかがでしょう?」
豚の角煮
「うわああ! こういうの知りたかったんですよ! よくコーラで角煮をつくると美味しいみたいな話は聞きますが、ビールで!」
「ギネスならではの濃厚な香りとコクが豚肉の脂にぴったりなんですよ」
「前菜からメインディッシュまで、完全にコース料理ですね」
「では、最後に『氷結』をつかったデザートはいかがでしょう?」
追い果実
「こ、これは……! 絶対に美味しい……食べなくてもわかる」
「他にもたくさんレシピはあるので、もっと知りたければぜひKIRINのホームページをチェックしてくださいね」
KIRIN流オンライン飲みを楽しむコツ
「最後に、清利さんが考えるオンライン飲みの魅力やこだわりについて聞かせてください」
「オンライン飲みの良いところは、“細かいことを気にしなくていい”ということではないでしょうか。物理的な場所の制限がないから、出入りは自由にしやすいし、お手洗いも気軽に行ける」
「そもそもお店を予約する必要がないっていうのが楽でいいですね。店選びって大変だからなぁ」
「ゆるっと集まって、ゆるっと解散。これこそが、オンライン飲み会最大の魅力だと思います」
「なるほど。逆にオンライン飲みの不便な点ってどういう部分でしょう?」
「たしかに不便なことはあります。お店のように、プロが料理を作って持ってきてくれるなんてことはないですから。でも逆に考えると、自分好みのものだけを用意できるわけです」
「そうですね。お店だと、誰かが注文した好きでもない料理をなんとな~く食べてたりしますが、好きなものを好きなだけ食べられるのは魅力ですね」
「それに、自分が飲み食いするものだけ用意すればいいので、『全然飲んでないのに割り勘』という不公平すぎる事態を招くこともありません」
「“ながら”でお酒を飲めるのも、オンラインの魅力ですよね。たとえばスポーツを観戦したり、マリオカートをプレイしたり。最近はオンラインでライブ配信をするアーティストやお笑い芸人の方もいますよね」
「友だちとライブを観ながら、お酒が飲めるってことは……?」
「そう、ライブを観ながらのオンライン飲み会は、もはやフェスです。しかも、実際のフェスのように『アーティストの顔がよく見えない』ということはありません。常に特等席! 汗をかいたり、日に焼けたりとは無縁ですし」
「もちろん野外ライブには野外ライブの良さがあるけど、これはこれでありですね!」
「そうなんです。居酒屋で飲むのはもちろん楽しい! そんなことはみんなわかっています。でも、オンライン飲みにはオンライン飲みの良さがあります」
「ぐうの音も出ない……」
「スマホでやる場合、通信容量がかなり大きいので、Wi-Fi環境じゃないご家庭では残りギガに気をつけましょう。また、バッテリーの減りも早いので充電ケーブルに繋ぎながら飲むとよいでしょう」
「また、自宅には、お店の営業時間や終電といった『終わるタイミング』が無いんですよね。際限がなくなってしまいがちなので、あらかじめ『●時まで!』と決めておくと良いです」
「ふむふむ」
「KIRIN(キリン)グループでは、お酒の時間をゆっくりと楽しむ『スロードリンク』という新しい飲み方を提案しています。仕事や家事から切り離されたゆっくりとした時間を楽しんでくださいね」
「はい! いや〜勉強になりました。ありがとうございました!」
まとめ
「……というわけで、KIRINさんに話を聞いてきましたが、オンライン飲み……かなり良さそうですね!」
「それはよかった。せっかくいろいろ教えてもらったんだし、さっそくオンライン飲みやってみたら?」
「そうですね、友達に声をかけてオンライン飲み童貞を卒業しようと思います!」
「じゃあ楽しんで! そんじゃね〜」
「はい!」
実際にオンライン飲みをやってみよう!ということで、ビールも料理も用意しました!
果たしてオンライン飲みは本当に楽しいのか!?
………………。
そういえば……そもそもオンライン飲みをやる友達がいなかった……
(おわり)