いつの時代も、ヒットしている番組の裏にいるのは「放送作家」という存在。
ラジオのハガキ職人から、あるいはテレビの制作会社からキャリアが始まるこの職業は、「面白い人間が生き残る」という残酷な現実を突きつけられる仕事でもあります。
面白さこそが、存在の証明。たくさんの人々が笑い合える、豊かな生活を作るために。では、その道のプロである放送作家は「面白い」をどのように考え、育んでいるのでしょう。
人気作家として、さまざまな番組の制作に携わる放送作家・白武ときお(しらたけ・ときお)さん。
テレビやラジオといった従来のプラットフォームにとらわれず、「霜降り明星」「かが屋」といった若手お笑い芸人とタッグを組み、YouTubeでも動画を配信しています。
白武さんが放送作家として関わる、霜降り明星のYoutubeチャンネル
白武さんが放送作家としてデビューしたのは、21歳。オードリー・春日さんがMCをつとめるテレビ番組『学生HEROES』でした。その後、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年末特番「絶対に笑ってはいけないシリーズ」など、数多くのテレビ番組を手がけるように。
私たちの働き方や生活と呼応するように、あらゆる場所での環境が、知らず知らずのうちに変わっていく。副業が推進されつつある社会、さまざまな居場所を求めるようになった社会、終身雇用が破綻した社会。
そうした土壌や社会状況とも相まって、一つの場所に留まることなく、自分のセンスを信じて動く白武さんの考え方には多くの人を魅了する力がある。だから、次々と面白い企画が生まれていく。
いま何か大きな壁に直面して、身動きが取れない人たちがいるならば、白武さんの動きをそっと追ってみることをおすすめします。直近では「デジタルスタジオ」と呼ばれる、チームでの活動も視野に入れているということ。その構想にも、じっくり迫ってみます。
果たしてどこまで答えてくれるのでしょうか?
話を聞いた人:白武ときお
1990年京都府生まれ。放送作家。「しもふりチューブ」
「みんなのかが屋」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」などの番組を担当。
Twitter:@TOKIOCOM
テレビの新兵器「TVer」とは
岡本「今日はよろしくお願いします」
白武「よろしくお願いします。ぼくみたいなペーペーの放送作家がお話できることがあるかどうかわからないですが、興味を持っていただいてありがとうございます」
岡本「いえいえ。あの〜最近、お笑いをめぐる状況の変化を感じていて」
白武「いろいろ起きてますよね」
岡本「テレビがコンプライアンス遵守になって、慎重な表現が求められるようになっているなと。炎上のリスクもありますし、お笑いの過渡期とも言えると思うんです」
白武「テレビの評価システムが徐々に変わってきていますね。視聴率は世帯ではなく、個人単位で測るところも増えました。『どの年齢の人が何を見ているか』がより重要になってきている。若い人に見てもらえたほうが広告がつくので、今後は若い人が『面白い』と笑える番組が増えるといいなと思います」
岡本「クイズ番組とか『〇〇先生に聞いてみた』的な番組が人気ですよね」
白武「タメになる番組もいいのですが、笑える番組が増えるとぼくは楽しみが増えますね」
白武「また、タメにならなくても、面白いだけの番組も増えてきている印象ですね。視聴者層の分布、視聴率よりも視聴熱が高いと評価されたり。最近は『TVer(ティーバー)』の人気もひとつの指標だと思います」
岡本「TVerって『Netflix(ネットフリックス)』のようなものですか?」
白武「違います」
岡本「『nasne(ナスネ)』とは?」
白武「違います。民放各局の人気ドラマやバラエティを好きなときに無料で動画視聴できるアプリですね」
白武「家にテレビがないという人も、TVerでテレビ番組を見ていたりしてますね」
岡本「全然知らなかった……」
白武「テレビドラマもアップされるので、TVerで見逃し配信をすることで放送に追いついてもらったり。Netflix、Huluのようにいつでも見られるともっと便利なんですが」
岡本「録画のできる環境も、みんなが持っているわけじゃないですからね。僕も帰ってTVerダウンロードします…!」
高校がつまらなかったから、映画は年間500本
岡本「時間と場所って概念もなくなりましたよね。スマホを使って、いつでもどこでもコンテンツを見ることができてしまう」
白武「テレビをリアルタイムに見ないといけないのは、お祭り的な生放送の場合ですよね。最近ではラグビーや格闘技でも盛り上がりましたけど、スポーツはまさに『ライブ』というところに面白さがある。結果がわからない生放送で、バラエティの企画を作れたら楽しそうですね」
岡本「放送時のSNSでの盛り上がりも意識していますか?」
白武「ここ2年の『キングオブコント』の決勝進出者って、当日にオンエアで発表されてます。『誰が出るんだろう?』とみんなで楽しめるから、それでネットは盛り上がる。Twitterで『かが屋が来た!』とか、オンエアを見るまでわからないからワクワクしますよね。24時間テレビのマラソンランナーの当日発表とか、そういう仕掛けや謎が見るモチベーションになると思います」
岡本「テレビドラマで、実際の視聴率とネットでの盛り上がりとが比例していないとよく聞きます。これも、いかに実況で楽しめるかに変わってきたってことでしょうか」
白武「うーん、自分と似た属性の人がつぶやいてるので母数としては多くないんじゃないですかね。深夜番組のハッシュタグが世界トレンド1位になったりしますけど、人数というよりもつぶやきの回数なので、視聴率とかはまた別のお話ですよね」
岡本「Twitterにずっと張っているような人たちは、なぜこんなに自分の周りは見ているんだろうと錯覚するけど、同じ属性の盛り上がりにすぎないと」
白武「そうかもしれないですね。どのターゲットに向かって球を投げるかじゃないかなと。たまに目の肥えた人に向けて球を投げて、その人が喜べばいいなと思ってやったり。実は高校時代、学校が全然つまらなくて」
岡本「おお、仲間だ…! 僕も『なんでここにいるのか』と思ってました」
白武「当時はTSUTAYAのお笑いと映画のDVDを年間300枚くらい借りて見てましたもん。その時に出ていたお笑いのDVDは全部見ましたし、映画も、多い年は500枚見てたりして」
岡本「すげえ」
白武「エンタメの仕事に就きたいとか考えていたわけではなかったんですけど、面白い作品にどんどん出会っていって。監督や脚本家で紐付けて、新しい作品を探していました。TSUTAYAには『発掘良品』という、100人の映画通が選んだ本当に面白い映画みたいなものがあって、おすすめのラインナップを片っ端から見てましたね」
岡本「ありましたね、発掘良品。クリント・イーストウッドがよくいたイメージ」
白武「『2001年宇宙の旅』はキューブリックって監督なんだ、と思って全部見るとか、ウディ・アレンを片っ端から見るとか、それが高校時代のすべてです。今、僕は28歳ですけど、年の離れた人とも映画のイメージだと共有しやすいですね。共通言語がたくさんあるので、『セブン』のあのラストシーンみたいにとか『ブレードランナー』みたいな世界観でとかバッとビジュアルで伝わる」
岡本「お笑いもむさぼるように見ていたんですよね」
白武「はい、ダウンタウンさんのDVDは全部見ましたね。バナナマンさん、おぎやはぎさん、ラーメンズさんのDVDも当時出ていたものは全部見ました。お笑いブームだったので、選り好みせず色々見ていました。たくさん見ると、映画と同じように自分の好きなものがだんだんわかって来ますね」
岡本「オンバト(※)の世代だと思うんですけど、テレビは見てました?」
※オンバト…NHKで1999年〜2010年まで放送されていたお笑い番組『爆笑オンエアバトル』のこと
白武「見てましたけど、僕がオンバトを知ったのは少し遅いですね。2004年以降のタカアンドトシさん、三拍子さんたちが活躍されていたときだから。一番盛り上がったのは2000年初頭だと思うので、そこには出合えていないんです。ラーメンズさん、ますだおかださん、おぎやはぎさんが出ていたころは見れてないですね」
岡本「お笑いブーム後とされる現在、テレビのお笑いはどうでしょう」
白武「テレビに芸人さんはたくさん出ているけれど、お笑い番組は数えるくらいしかないですよね。ぼくが高校生のときは、テレ朝の『ネオネオバラエティ』とかテレ東の『バラエティ7』とか、毎日お笑い番組がありましたからね」
ネットは自分でコントロールしてコンテンツを出せる
岡本「白武さんはテレビ、YouTube、両方やってるじゃないですか。一番の違いはどこです?」
白武「動画を見つけてもらわないといけないってことですかね。サムネとタイトルでいかに惹きつけられるか。テレビも見つけてもらうことは大事ですが、ザッピング(※チャンネルを頻繁に切り替えながら見ること)でいかに止めてもらうか、『いかに視聴率グラフを落とさず、チャンネルを変えられないか』とかが重要かなと。ただ、YouTubeも最近そうなっていますけど」
岡本「つまり、テレビと同じように滞在時間を見るようになった?」
白武「はい、YouTubeの指標として『長い時間見られるほどよい』というのが明確になりました。なので、芸人さんのようにトークで持たせられる人は強いと思いますね。これからどんどん芸能人や様々な分野のプロがYouTubeに参戦していくと思うので楽しみです」
岡本「前に取材したYouTuberさんも近いことを言っていました。その中で、例えば芸能人の方みたいに最初から知名度がある、というのは有利ですよね」
白武「僕は芸人さん、タレントさんとYouTubeをやることも多いですが、個人で始めるYouTuberさんとはやはり違いますよね。すでに名前が知られているし、ほとんど編集をしなくても、喋っているだけで面白い。霜降り明星はラジオが面白いから、動画を10分撮って、そのままアップしても面白い。これから数年経つとまた状況が変わると思いますね」
岡本「なんで!?」
白武「一線のYouTuberさんたちが歳を取って30代になる。そうするとチャンネルによって、20代のときにやっていたことを30代でもできる人と、そうでない人がいる。そうするとコンテンツも視聴者も変わっていくので、どうなるか楽しみですね」
白武「それに古びないコンテンツは強いですから、動画が資産になりますね。例えば中田敦彦さんの動画は古びない授業テーマがたくさんあります。視聴者層が大人なのでギガを気にせず長尺動画を見れたり、ほかの人とは違う100万人のお客さんがついていますよね。革命的だと思います。誰も真似できない」
岡本「謎だったんですけど、すでに名前の売れているタレントさんが、あえて参入していくのはなぜなんでしょう」
白武「YouTubeに視聴者がたくさんいるので、そこで活躍したいですよね。それに、自分がやりたいことをコントロールして出せる。ものすごくマニアックなこともできますから」
白武「霜降りのYoutubeでせいやさんが『NARUTO』の話をしたり、粗品さんがパチンコの話をしたりしてますが、テレビだと自分のやりたいタイミング、やりたい尺でできないじゃないですか。時期も、配信のタイミングも選べるのは大きな利点です」
岡本「本田翼さんのゲーム実況もテレビだと見られないですからね。なるほど…!」
企画のプロ・放送作家に年齢は関係ない
岡本「白武さんが仕事にされている放送作家って、仕事の領域は変わっていると思いますか?」
白武「それは思わないです。『放送作家=テレビやラジオの人』を指すと思いますけど、先人たちが八面六臂の活躍をされているので、なんでもありですね。小説を書く人も、映画の脚本・監督をやる人もいる。アイデアで生きている人たち。放送作家はフリーランスの人が多いのでフットワークは軽いですね」
岡本「なるほど。最近はYouTuberさんと放送作家さんのタッグもよく見られます。キングコング梶原さんの『カジサックチャンネル』にも、放送作家さんがメンバーとして登場したり」
白武「放送作家は企画のプロですからね。時代とか空気感をきちんと読んで、企画を出せる人がたくさんいます。その能力がある人が生き残っていくのかなと思います」
岡本「白武さん自身、時代のつかみ方で意識されてることはありますか?」
白武「ぼくが時代をつかめているかはわからないですが、とにかく流行のものは食わず嫌いせずに見るようにしますね。本でも映画でも音楽でも。あと、放送作家でいうとみなさんネットニュースにとにかく敏感です。1日に何回もチェックして、広く浅く早く情報を得ていると思います」
岡本「主にどんなメディアを見ているんですか?」
白武「一般の方とも変わらないと思いますけど、ネットで言うとTwitterとYahoo!とNewsPicksとかは見てますね。Yahoo!はトップとエンタメのカテゴリを見て、時間があればトレンド、経済、国内とかも。見ている読者が多いので、みんなが今どんな情報を見ているのかも知っておきたいなと。逆にTwitterは自分に最適化された情報が入ってきますよね」
岡本「Twitterはタイムラインを眺めるだけとか?」
白武「それもあります。昔やっていたのは『この人のセンスを信じよう』という人がいて。その人がフォローしている人を全部フォローしたことはありました。それで、しばらく経ってあまり引っかからなかった人は外していくという。これは確か、はあちゅうさんの本から習ったライフハックです」
岡本「僕も、はあちゅうさんの本読んでみます。白武さんは村上春樹の熱狂的ファンという以外に、あまり本を読んでいる印象がなかったので意外でした」
白武「本はめちゃくちゃ読みますね。小説は読むのが大変ですけど、軽く読めそうな話題の本は手に取るようにしてます。音楽もそうですけど、AppleMusicの『見つける』でまったく興味のないものも聴いてみたりしますね。自分が好きかどうかはさておき、一回流行っているものを知りたいので」
TVerでローカル番組のヒットも増える?
岡本「白武さんは、ブログでローカル番組をヒットさせる夢を書かれていましたよね」
白武「そうですね。ただ、以前とは少し状況が変わっていまして」
霜降り明星の新番組スタートによせて、ローカル番組をヒットさせる夢について綴ったブログ
白武「以前は『水曜どうでしょう』のように、ヒットしたローカル番組が全国進出していた。いまはヒットとは関係なしに、TVerのおかげで東京にいながら関西のテレビを見られるわけですよ」
岡本「僕は広島出身なんですけど、かつて『KEN-JIN』という番組がローカルで人気だったんですね。有吉さんや劇団ひとりさんも出ていて。それである時、彼らがバンドを組んで『うたばん』に出たんですよ。そういう、地方からのムーブメントがあったら面白いなと思いますけど」
白武「例えば、TVerのランキングを上げてヒットを作るのは楽しそうですね。あと『テラスハウス』はフジテレビのコンテンツだけど、Netflixが先に放送して、数週遅れてテレビで流している。千鳥さんの『相席食堂』はアマゾンプライムで見られます。TVerでも人気が高いですよね」
岡本「昔は『全国放送される』みたいなローカル番組にとっての『成功』がありましたが、今はどうなんでしょうか?」
白武「『全国放送=成功』の方程式はまだあると思うんですけど、TVerで見られますからね。静岡でやっている霜降り明星の番組は、ネット局での配信がどんどん増えていって『信長の野望』みたいになってきました」
岡本「これ以上なくわかりやすい」
白武「配信が増えてはいるんですけど、TVerでも全部見られる。だからすごいことになっていますね。TVerからローカル番組のヒットが生まれてくると思います。若い人にもテレビを見てもらえる最強の武器なので。あとはもっと見やすくなるといいですね、アーカイブの時間が長くなるとか」
デジタルスタジオ設立の目論見と悩み
岡本「ちなみに普段の番組づくりって、どんな流れなんですか?」
白武「僕の場合は芸人さんに『こういう企画やりませんか』と提案したりします。それで乗ってくれたらやる。芸人さんと向き合って、何かをやるのが好きなので」
岡本「作家さんが番組や事務所に売り込むイメージはありましたが、直接提案は知りませんでした」
白武「ぼくは撮影はできないので、こう撮影してくださいとディレクターさんに言ったり、ディレクターさんと考えて一緒に作っていったりしていますね」
かが屋がYouTubeで視聴者と一緒にコントを作る「みんなのかが屋」のライブを開催
今回新たな試みとして1部2部両方の配信映像をアーカイブとしていつでも楽しめる限定公開URL「みんなのかが屋 #3 アーカイブセット」を販売します。https://t.co/XXURk2pFsd#かが屋 #みんが屋 pic.twitter.com/Qr0OfpOgxu
— 白武ときお 放送作家 28歳 (@TOKIOCOM) October 2, 2019
白武「いまはYouTubeの生配信が面白いと思ってます。『ニコニコ生放送』のように昔からある形ですけど、配信の安定感も増して、人もたくさんいるので。かが屋のお笑いのライブ会場を生配信しながらコメントを拾って、その場でコントを作るってイベントもやったんですが、楽しかったですね」
岡本「かが屋だったら絶対面白い。あの、気になったのですが白武さんの『面白さ』の定義って何でしょう?」
白武「なんでしょうね。『新しい』と思える要素が入ってるとテンションが上がりますね。人と一緒にやるときは、まずは信頼している誰かに見せます。芸人さんだとその人にアイデアを出して、コレをやりたいです、と伝える感じですかね」
岡本「noteで『デジタルスタジオ』の構想について書かれてましたが、あれも誰かと一緒に番組をつくるためですか?」
白武「ああ、デジタルスタジオは少し迷っているんですよね……。現状、仕事のキャパがパンパンになってしまって。人を集めて上手く回せるようになったら良いなというのはありました。あと、法人化の知識がある人が欲しいなとか」
岡本「スタジオを設立して、チームでもがんがん作っていくのかなと思っていました」
白武「チームでレギュラー仕事を増やしたいというよりも、例えば10本とか、区切りがあるお祭り的なものでテンションの上がることをできたらなと」
岡本「でもレギュラーのほうが安定はしますよね」
白武「個人ならいいんですがチームだと大変なんで。なるべくテンションが高いままで、いろんなことをやってみたいんです。ぼくなんてまだまだペーペーで、テレビで大ヒットを出したい目標もあります。でも自分のタイプを考えると、テレビのレギュラー番組をたくさん持つのもいいですが、いろんな分野でヒットを出せるよう頑張りたいですね」
おわりに
YouTube、テレビ、ラジオ。ほかにもたくさんのプラットフォームがあるけれど、白武さんはお話の中で、「ここじゃないとダメだ」というこだわりを見せない。おそらく彼は、それを考えること自体が、時代の空気にそぐわないことを知っているからだと思う。
笑うことは、自由だ。場所を選ばないし、人も選ばない。面白いやつがいれば、心の底から笑えばいいし、面白くなければ苦笑いでもいい。家路につく道すがら、やっぱり面白かったなと、思い出し笑いをしてもいい。
同じように、笑いは「場所」にも「時間」にも縛られる必要がない。移動しながら、自室のベッドに寝っ転がりながら、ランニングをしながら、行きつけの居酒屋でたまたま流れるテレビを見ながらでもいい。もちろん、ライブ配信があるからと待機することも、久しぶりに続編の始まったドラマをリアルタイムで見るために、テレビの前に集まるのも自由なのだ。
いつも、笑いのムーブメントの、その萌芽はあなたのすぐ側にある。さあ、自由に笑おうではないか。それは私たちが一番ラフに受け取ることのできる権利で、誰にも止めることのできない、立派な営みだから。