こんにちは、ARuFaです。
突然ですが僕は現在、『浅草』に来ております。
浅草といえば、言わずと知れた東京を代表する観光地。
シンボルである「雷門」をはじめ、ここ浅草には様々な見所があります。
例えばこちらの「花やしき」。
ここは日本最古の遊園地であり、絶叫マシンや昔懐かしいメリーゴーラウンドなど、様々なアトラクションでお客さんを楽しませてくれるところです。
また、浅草を代表するお寺、「浅草寺」に行って無病息災を願ってみたり、
そこでおみくじを引いてみたり、
記念に顔ハメをしてみてもいいかもしれませんね。
…さて、そんな観光地「浅草」ですが、やはり観光地といえば欠かせないのがお土産です。
観光地のお土産といえば、その地域の名産品やせんべい、おまんじゅう等が鉄板とされていますが、僕にはそれらを差し置いたとしても、「絶対にこれだけは買う」というマストバイなお土産があります。
それがこちらの……
「ドラゴンが剣に巻き付いたキーホルダー」です
この写真を見て、「幼き日の思い出」が走馬灯のごとく脳内を駆け巡った方も少なくないのではないでしょうか。
知らない人は一切知らず、知っている人は異常なまでに反応してしまう不思議なお土産。それがこの「ドラゴンが剣に巻き付いたキーホルダー」なのです。
今回の記事では、このキーホルダーの魅力ついて熱量120%で書かせていただきたいと思います。
メチャクチャ種類があるし、技術がすごい
キラキラと輝く超かっこいい剣にトゲトゲのドラゴンが巻き付いた、少年達の心を羽ボウキでくすぐるようなこちらのキーホルダー。
日本各所の観光地に必ずと言っていいほど存在し、修学旅行生を次々と魅了してきたこのキーホルダーですが、その種類やデザインは日々進化しており、今や多くの派生キーホルダーが生まれています。
とりあえず、浅草にある同系統のキーホルダーを一通り集めただけでも……
これだけありました。
すごい種類ですよね。しかもそれだけでなく、キーホルダー自体もかなり進化しておりまして…
例えばこちらの無骨で激シブな二刀の剣なのですが、こちらの剣には特殊な溝が彫り込まれており、
このように二刀の剣を合体させて、いかにも攻撃力の高そうな一刀の剣にすることができるのです。さしずめスピードの二刀、パワーの一刀と言ったところでしょうか。
さらに溝の加工が非常に精密なため、合体時には剣の溝と溝がピタリとはまり、「シャキッ…」という身震いする程かっこいい金属音も聞くことができます。
また、こちらのドラゴンが刻印されている、一見普通なキーホルダーも……
後ろの天板を回すと、中から「シャカッ」と刃が飛び出して手裏剣に変化するというギミックが施されているのです。
これ、凄くないですか? メタリックで、ドラゴンで、手裏剣で、ギミックですよ? 料理に例えたら「ハンバーグカレー風味の唐揚げピザ」くらいのオールスター感。男の子の「好き」が凝縮されていますよね。
…そして、これだけかっこいいキーホルダーであれば、その使い方もまさに無限大です。
例えば、上の写真は観光地・京都のお土産「生八つ橋」。一般的には爪楊枝を刺して食べるこの八つ橋も、このかっこいいキーホルダーを使って食べれば……
このように、「選ばれし勇者しか食べることのできない八つ橋」に早変わり。
口に運んだが最後、京の都の平和を守る『ヤツハシクエスト』が幕を開け、襲い来るわらび餅や湯豆腐をバッサバッサと切り捨てる刃こぼれ知らずの旅が始まってしまうかのようですよね。
また、こちらは僕が使っている自宅のカギなのですが、こんな脱出ゲームの序盤に出てきそうな寂しいカギでも、このかっこいいキーホルダーを付ければ……
このように、まるで凄まじい殺気を帯びているかのように演出することも可能です。
また、考えられないくらい重い上に、歩くたびに「ジャグッ…ジャグッ…」という恐ろしい音が鳴るのでカギを紛失することもありませんし……
刺した鍵を回すのも格段に困難になるため、毎日のドアの開閉にありがたみを感じることもできるのです。
「カギさえ刺せばドアが開く」という甘い時代は今日でおしまい。これからのドアはカギをかけるだけでなく、命もかける時代なのです。
認知度がバラバラすぎる
さて、そんな超絶かっこいいこのキーホルダーですが、世代や性別に関係なく「メチャクチャ知っている人」と「全く知らない人」で二極化しています。
僕としては、てっきり全人類がこのキーホルダーの存在を知っているだろうと思っていたのですが、その認知度にはかなりバラつきがあるようなのです。
…参考として会社の先輩の原宿さん(34歳)に、このキーホルダーの存在を知っているかを聞いてみましょう。
原宿さん、これ知ってます?
「…何これ、知らないけど?」
ズン
…どうやら原宿さんはこのキーホルダーを知らないご様子。
しかし、ほぼ同年代である先輩、かんちさん(31歳)に聞いてみると…
かんちさん、これ知ってます?
「あー! 観光地によくあるキーホルダーでしょ!? 修学旅行の時に買ったかも! へぇ~まだあるんだこれ! 懐かしい~!」
ズンッ
…と、このように、同世代でも認知の差がかなり開いてしまうのです。
さあ、そんな感じで何かと不思議な魅力や謎の多いこのキーホルダー……果たしてその製作者はどんな方なのでしょうか?
というわけで今回僕は、様々な疑問やアレコレを調査するため、制作元の会社に連絡をしてキーホルダーについて取材させてもらうことに。
早速、製作会社があるという、東京は本駒込駅にやってまいりました。
完全に勢いだけで来てしまいましたが、果たして大丈夫なのでしょうか。「デカい剣で貫かれたらどうしよう」という不安を押し殺しつつ、某所にある会社へと向かいます。
製作者の方に話を聞く
さあ、そんなわけでやって来たのは、「ドラゴンが剣に巻き付いたキーホルダー」を製作している株式会社コヤマさん。
お話を伺うのは、社長の小山さんです。
キーホルダーを製作するコヤマさんは創業から今年で58年。61歳の小山さんは「恥ずかしいよ~!」という理由で似顔絵での登場です。
それでは早速、あのスーパーかっこいいキーホルダーについて色々と伺ってみましょう。
すみません。早速聞きたいんですけど、この「ドラゴンが剣に巻き付いたキーホルダー」の正式名称って何なんですか?
ああ、ウチのは『魔界のドラゴン夜光剣キーホルダー』ですね。
えっ?
「魔界のドラゴン夜光剣キーホルダー」です。
かっこよすぎる……
ちなみに、このキーホルダーは大体25年くらい前から売り始めてますね。
えっ! 僕も今年で25歳なので同い年です!
当時は「ドラゴンクエスト」が流行ってて、全国的なドラゴンブームが起きたんです。だから当時のキーホルダー業者は、こぞって男の子の好きな剣とか手裏剣とかにドラゴンを這わせたんですよ。
まさか自分が産声を上げた時に、「大ドラゴン這わせ時代」が到来しているとは……
このキーホルダーを知っている方も、大体ARuFaさんくらいの20代の方が一番多い気がしますね。
ちなみにこのデザインって、やっぱり時代とともに変化してるもんなんですか?
いえ、ウチは初期ロットから一切変えていませんね。そうだ、着色前の見本とかもありますけど見てみます? 剣のは手元にないのですが、他のならあるので。
小山さん。
「見ますけど?」
……? わかりました。
こんな感じで、着色前の見本を保管してますね。これを外部の人に見せたのは初めてです。
うおおおおおおおおお~~~~~~~!!!
あ、これは鎖鎌ですね。
「これは鎖鎌ですね」って言葉、とても良いですね。
…ちなみにそんな鎖鎌の完成形がこちら。かっこよすぎます。
デザインや構想も小山さんが描き、その後デザイナーさんに仕上げて貰うらしいので、この鎖鎌は小山さんの頭の中に存在していたことになります。
こういうデザインのアイデアって、どうやって考えているんですか?
散歩中とかですかね。外を歩いているとイマジネーションが働くので。
なるほど、散歩中に……
面白い……
…ちなみに製造は全て"Made in Japan"とのこと。
丁寧な加工や、異常なクオリティの高さの秘密はそこだったんですね。
それでは最後にお願いを
…あの、やっぱりこのキーホルダーって、「ドラゴン」と「剣」っていう男の子が好きそうな物を組み合わせたから人気が出たと思うんです。
はい。
だから僕も、男の子が好きそうな物を組み合わせたキーホルダーを考えてみたんですけど、良かったら最後にそれを見てもらえませんか?
お、いいですね。見せてください。
「これなんですけど……」
『鎖あげパン』です。
??????????
男の子が好きな物同士を組み合わせたんですけど、売れると思います?
わからないですね……でも、とにかく鎖はもっと太い方がいいと思います。
参考にさせていただきます。今日はお忙しい中、ありがとうございました。
…はい、いかがでしたでしょうか。
皆さんも観光地に訪れた際は是非、ドラゴン系キーホルダーを手に取ってみてはいかがでしょうか。
そして、ドラゴンキーホルダー好きがさらに増えることを、心から願っております。
それでは、僕はこの辺で失礼いたします。
さようなら。
作りました。
『鎖あげパン』をプレゼント!
僕が徹夜して作った紙粘土製の『鎖あげパン』を1名様にプレゼントします。
応募方法は、記事下のツイートボタンからこの記事をTwitterにてツイート、またはこの記事のツイートをリツイートするだけ。どしどしご応募ください(マジでいらないという方には送らないので安心してください)
※鎖あげパンは紙粘土製です。きな粉部分が無限にボロボロと崩れるので保管には注意してください。
※当選者の発表は、商品の発送を持って代えさせていただきます。締切は3月7日です。
ライター:ARuFa
株式会社バーグハンバーグバーグ所属のブロガー
車にひかれることが苦手
個人ブログ→ARuFaの日記
Twitterアカウント→@ARuFa_FARu