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グルメと絶景の島『利尻島』、絶対に上陸したい人向けガイド

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グルメと絶景の島『利尻島』、絶対に上陸したい人向けガイド

お世話になります、わたくしモンゴルナイフと申します。

長かった梅雨も明け、季節は夏。ここではないどこかに行ってゆっくりしたくはないですか?

ほら、例えば……

 

利尻島(りしりとう)

 

利尻島とは、北海道の北部に位置しているほぼ円形のかわいい島です。

利尻富士という山がシンボルで、天気がいいと対岸からくっきり見えます。

 

利尻島といえば、独自に発達した豊かな自然も楽しめるだけではなく……利尻昆布ウニが元気いっぱいに生息しているらしいんです!!!!

 

 

つまり……

 

そんな宝島行くしかない!

 

と、1年前に決意して東京から向かったんですけど

 

新千歳空港から利尻島行きの飛行機が欠航!

利尻島上陸の夢は、海の泡となり叶わなかったのでした。

 

それから1年後、私はまたしても利尻島への上陸をもくろんでいました。

そんなとき利尻島住んでる人からアドバイスをもらったんです。

 

利尻島に来るなら旭川空港から車で稚内に行って、そこからフェリーで上陸するのが確実

 

距離にしておよそ276km……エクストリーム!

 

旭川空港から車で稚内に行かなくても、稚内にも空港があるんだから直接行っちゃダメなの?と思ったのですが、島の人曰く「個人の体感だけど旭川空港に来る飛行機はあまり欠航にならない」というのです。

 

欠航という言葉を火より恐れているので、言われたまんまのルートで利尻島を目指すことに決めました。

遙かなる道のりすぎる~~~~!

 

ちなみに島の人からはこんな衝撃の話も教えてもらいました。

 

噂話だけど、昔絶対に着陸する伝説のパイロットがいたらしいよ

 

なにそれかっこいいな! 今もいてくれよ!

 

 

 

記事の最後に利尻島を振り返る動画もありますので、ぜひ見てみてください~!

>>>🌺先に動画を見る🌺<<<

 

 

利尻島までの遥かなる道

旭川空港までは難なく上陸できました。

 

旭川空港から稚内(日本の最北)までは、山間部を通るルートで4時間かかります。

だいたい東京から新潟くらいまでの距離。北海道の大きさに恐れおののくばかり。

今回は日本海沿いに出て、北海道の左上の景色を眺めながら北上したので、所要時間は7時間ほど。

 

稚内に着くころにはすっかり夜だったので、波止場の近くにあるホテルで一回休み。

次の日、海が荒れたらフェリーは欠航になってしまいスタート地点にもどることになるのだけど……

 

明朝(みょうちょう)、稚内の空は……

 

 

アッパレ!文句のつけようのない晴れです。

 

フェリーも運行する気まんまんのようなので、こちらも乗る気を満タンにしてフェリー「サイプリア宗谷」にいざ乗船!

 

強風で髪の毛が遊んでしまっていますが、前方に利尻島が見えてきています。

 

フェリーの中には、売店があったりお酒が買える自販機があったりして船飲みが楽しめます。

お酒の酔い VS 船酔いと2時間ほど戦いながらフェリーに揺られたら……

 

ついに利尻島へ上陸出来たのであります。

 

1年越しドリームカムトゥルー。 港がすでにいい景色すぎる。

この始まりの地から利尻島を一周していきたいと思います!

 

ミルピス

初めに訪れたのは、手作り乳酸飲料を買えるミルピス商店です。

 

島の人いわく「どうやって作っているのか謎に包まれているけどウマイ!」飲み物なんだそう。

 

 

これがノーマルのミルピス。お店で飲むと350円です。

謎を解き明かします! いただきます!

 

むむ!爽やかで美味しい!

 

「カ○ピスみたい!?」と言いかけたら

店主さんから、カル○スとは作り方が全然違うのよ!乳酸飲料だから乳酸菌は使っていないのよ!と早口で教えてもらいました。

 

科学のことはわかりませんが、謎はやや深まったような気もします。

 

あと、手作りジュース保管のために家に冷蔵庫が14個あるそうです。

電気代に思いを馳せながら、美味しいミルピスに舌鼓を連打していたところ……

 

「これ試飲してみて!」と5種類の手作りジュースが登場しました。

 

ん?

 

フルーティーなジュースにまぎれて、行者にんにくという山菜フレイバーが混入していました。

 

 

行者にんにくとは、北海道でよく食べられているニンニクのような香りがする山菜。

天ぷらにすると美味しいよ!

 

これをジュースにするなんて斬新ですね。

「ニンニクは香りだけで、味は甘いから!」という店主の言葉を信じて匂いを嗅ぐと……

 

案の定

やっぱり限りなくニンニクの香りでしたが、飲んでみたら甘くて不思議でした。

 

甘~いジュースだけじゃ物足りないよゥ!と思っている時の旅人のためにさりげなくゆで卵の取扱もあるようです。

 

このあとも、アロエジュースが出てきたりしてお腹がタップンタップン!

 

店主さんのサービス精神、商売魂、勢いを感じられて楽しいし、なによりミルピスが美味しいので、利尻島に行ったらミルピス商店立ち寄ってみてくださいね。

ハイシーズンで混んでるときは、試飲はできないから今日はあなたラッキーな日よ!」とのことでした。

 

あと、お店の創業が昭和40年(1965年)からで、この地で54年ミルピスを作り続けているそうです。伝統的な飲み物だったんですねえ。

 

ちなみにFAXで注文したら全国どこからでも、ミルピスを購入できるそうです。

 

ミルピス商店

〒097-0401 利尻郡利尻町沓形字新湊153番地

TEL(FAX):0163-84-2227

 

らーめん味楽

次は、利尻島に来たら絶対に行ったほうが良い!と住民に教えてもらったラーメン屋さん味楽へやってきました。

 

すごい行列ができていましたが回転が早くてすぐ入れました。

 

これが味楽のラーメン。

名物の焼き醤油ラーメンを注文しました。

 

芳ばしい香りが食欲を加速させます。

 

く・・・!

 

噂に違わぬ美味しさ!味のレイヤーが多くて驚きました。こう、薄いカーテンを何枚も開きながら走っていくような……

うまみ成分が怒涛のように押し寄せてきます。

 

自分の中のうまみ成分情報が味の素しかなかったんですけど、この旨味の正体は高級食材利尻昆布

 

大量の利尻昆布からダシをとっているのだとか。贅沢なラーメンだ!

 

ラーメンがまたたく間にして消えてしまいました。

 

お店に行列はできているもののすぐに入れたのは、みんなラーメンを一瞬で食べてしまうからなの……?

 

味楽は、江刺家さんご夫婦が、家族が食べていけるくらい稼げたら良いな……?という気持ちで初めたお店なんだそうですよ。

 

でもラーメンが美味しすぎて、お店は大繁盛。美味しすぎるという噂は海や陸や時空を超えて新横浜ラーメン博物館に出店することになったのだとか。

 

ラーメンシンデレラストーリー!

 

観光客もたくさんいましたが、島民の方々も集まって賑わっていました。

なんならこの日泊まっていた宿の女将さんもいました。

 

すごい人気だ……!

 

利尻らーめん味楽

 

北海道利尻郡利尻町沓形字本町67

TEL:0163-84-3558

営業時間:11:30~14:00

定休日:木曜日

 

北利ん道

次にやってきたのは超絶オーシャンビューのお店 北利ん道(きたりんどう)どんと物産店

このお店では、変わったアイスが食べられるそうなのですが……

 

それがこちら

 

愛す利尻山だ!

 

なんと……「ウニ」と「利尻昆布」がトッピングされたアイスなんです!

乾燥したウニと独自に開発された昆布のパウダーが振りかけられています。昆布の根っこを利用したエコなスプーンがアクセント。

 

昆布の粘り気で懐かしきトルコ風アイスみたいになるんだとか。

 

見た瞬間に脳裏に浮かんだのはブレーキランプ5回点滅、「合わなそう」のサイン。

魚介と乳製品が交わることできるの……?

 

しかし頭で考えず、舌で感じろという気持ちなのでいただきます!

 

む……?なんだこれは……?

 

塩アイスだ!!!

 

生臭さを予想して構えていたのけど、美味しい塩アイスで拍子抜けしました。

怖がらずに食べてみることが大事ですね。

 

あと……

 

お店の中に利尻島のマスコットキャラ「りしりん」がいました。

 

りしりんかわいいね~~~♡仲良く座ってるね~~♡

かわいいね~~~

 

!?

 

 

 

うわああああああああ!

 

北利ん道(きたりんどう)どんと物産店

〒097-0401

北海道利尻郡利尻町沓形字富士見町136番地134番地

TEL: 0163-84-3011

FAX: 0166-30-1254

営業時間: 10:00~17:00(6月~9月末日予定)

※冬期間は通信販売のみ営業

定休日: 不定休

 

うに採り体験

北利ん道のお店のお隣神居海岸パーク「うに採り体験」ができます。自分で捕まえたウニをすぐに食べられるんです!

 

なんてトレジャーなイベントなの……!

やり方は簡単!海底を除くメガホンみたいな箱メガネでウニを見つけて、タモで採る!以上!

 

ウニ自体はすぐに見つけられるんですけど、船の揺れで酔うのとウニの岩にしがみつく力が強すぎて、思うように捕まえられません。

 

実はウニには屈強な足が生えているらしく、岩に強力にしがみついているんだそう。

 

ぼええええ!全然剥がれない~~~~~~~~~~!

ウニが岩から剥がれるのが先か、私の血管がぶっちぎれるのが先か……

 

(背後に不吉な雲が出現していますが)ウニ捕獲です!!

 

これがMy sweet ウニ……

 

想像の中のウニって漆黒だったのですが、自分のウニが真っ赤だったので怒ってる……?と顔色をうかがってしまいました。

 

痛”あぁ”いっ

 

ウニ、尖りまくっている見た目のままチクチクしていて、手のひらが痛かったのであります。

 

作業スペースで、ウニを捌きます。

どう考えてもウニを割るためだけに生まれてきた器具で、ウニを真っ二つにします!

 

ウニを割ったら、身の部分(精巣)を専用のスプーンでかき出しましょう。

 

この黒い粒は利尻昆布。

 

利尻昆布を食べて育ったウニ……。

美味しい豚ってどんぐりとか渋いものを食べてうまくなりますが、海では美味しいもの×美味しいものの掛け算が成立するんでしょうか

 

ウニの中身を軍艦の上に乗せて……。

 

世界に一つだけのMyウニ軍艦!!!!!!利尻昆布の醤油をかけてフィニッシュ!

自分で作った愛情いっぱいのお寿司いただきます!!

 

海から即口に入ってきたと言っても過言ではないですが……あまりにフレッシュ。

 

濃厚濃厚濃厚濃厚なコクと旨味成分……!

 

北海道に生まれ育ちましたが、こんな味が濃いウニ初めて食べました。利尻昆布の旨味成分の影響力恐ろし!

 

口の中からなくなっちゃった……と自分で食べたのに食べ終わったあとに泣いてしまいました。

 

ウニ獲り体験は1回1500円です!

ウニ漁が解禁される6月から体験できます。勇者になって気持ちになれるので絶対やって見てください!

 

うに採り体験(神居海岸パーク)

〒097-0401

北海道利尻郡利尻町沓形字神居149-2

TEL: 090-6994-2255

営業時間TEL: 9:00〜16:00(6月〜9月末)

 

麗峰湧水

島を一周する途中に湧き水が汲めるポイントがあるので、給水しました。

無料のおいしい水……!

 

島の友達に、みんなこれ飲んでるの?って聞いたら「そんなに……」とのことでした。

 

仙法志御崎公園(せんぽうしみさきこうえん)

ここはアザラシがいる仙法志御崎公園です。

 

対岸にある稚内のノシャップ水族館からレンタルされてきたアザラシがいるそうなんです。

 

いました!アザラシです!

 

でも全然こっちを見てくれません……。

 

しかし、このアザラシちゃんのエサを持っていけば……

 

チラ……!

 

露骨にこっち見る~~~~~~~~~!

ロコかわ~~~~~~!

 

それではエサをあげてみましょう!

エサが見向きもされず海に沈んでいったら悲しいな

 

行くぞ!<ぽい~っ

 

バクウ!

 

 

優雅に泳いでいたときの動きから、想像がつかないようなダイナミックな飛びでエサをキャッチしていました。

 

しかも結構近くまで来ます。

ガッツ石松に似ている。

 

石松……

 

このアザラシ達の前に、先代のアザラシがこの公園にいたらしいんですが、嵐で海が荒れたどさくさで逃げたそうです。

 

あと、この公園の波しぶきがなかなかに激しいんです。

 

この波しぶきを利用して、荒波を一身に背負っている写真が撮れます。

※すぐ後は崖みたいになっているので気をつけてください

 

仙法志御崎公園

〒097-0311

北海道利尻郡利尻町仙法志御崎

営業期間:5月~10月

 

白い恋人の丘

利尻島に来たら、行ってみたかったスポット白い恋人の丘にやってきました。

 

石屋製菓 白い恋人 36枚缶入 石屋製菓 白い恋人 36枚缶入

北海道のお土産で一番有名なお菓子と言っても過言ではない白い恋人。

そのパッケージのハートの中にある山がこの丘から見える利尻山なんだそう。

 

白~~~~い恋人♪

 

波の音が聞こえる静かな場所でした。

 

沼浦展望台(白い恋人の丘)

〒097-0211

北海道利尻郡利尻富士町鬼脇沼浦

営業期間:5月〜10月
※11月〜4月は閉鎖

 

利尻島で行ったところ

1年越しでやっと利尻島へ上陸できましたが、ウニや利尻昆布のグルメや自然を体いっぱいに吸引しました。

島にも友達ができて8月11日にうにうにフェスティバルがあるという情報も得たし、食べきれていない利尻グルメもまだまだあるし利尻富士にも登山したいので、また必ずや上陸したいです。

 

それではまた8時間かけて東京へ帰ります……!

 

 

 

利尻島に行くには

今回、利尻島に行くのには結構お金も時間もかかったのでどれくらいか、ざっくり紹介したいと思います!

 

※利尻島に上陸してからかかった料金は含まれていません。

 

■車で行ったときの費用

羽田空港→旭川空港までの飛行機代往復 35,998円  

レンタカー(3日間) 12,540円

フェリー往復 5,000円

フェリー乗り場の駐車料金(2日間) 2,000円

稚内前泊費用 8,800円

 

合計 64,338円

 

車で陸路で移動の後、フェリーで上陸した場合の費用です。

渡航費はやや抑えられるけど、全行程3日間と時間がかかりました。

道北観光をしながら行くと楽しいですよ!

 

■飛行機で行けた場合のだいたいの費用(割引を考えない場合)

羽田空港→新千歳空港(往復) 69,320円

新千歳空港→利尻島空港(往復) 46,140円

 

合計 115,460円

 

飛行機で行った場合の料金を数えました。

数ヶ月前から予約するか何かしらの割引を使わないで行くと結構高額になるけど、1日移動時間がなくなるので、体力的にとっても楽です。

ただ天気にだけは気をつけてくださいね!

 

それでは楽しい利尻島観光を!enjoy!

 

 

写真 :はらちゃん

   Twitter @idenxtity0911 

   Instagram @inakaworks

 

 

利尻島を動画で振り返っていますので、こちらもあわせてどうぞ!


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