どうも、フリーライターのみくのしんと申します。
ジモコロでは、今まで様々な職業体験の記事を書いてきました。
等々……
そんな僕が、今回体験させていただく職業、それは…
Webメディア制作です!
今まで一日体験シリーズでは、デスクワークの仕事をやったことがありません。そして、せっかくデスクワークを体験するなら、Webライターの端くれとしてWeb関連の仕事をやってみたい!
というわけで―
求人サイト『イーアイデム』や、この『ジモコロ』を運営している、アイデムさんにやってきました!
株式会社 アイデム
住所|東京都新宿区新宿1−4−10
アイデムさんといえば、ジモコロの大元締めのような存在。まさかそんな大企業の仕事を体験することになるとは……! 本当にありがた……ん?
……待て待て待て、待てよ?
なんで急に、アイデムさんで職業体験なんだ? それってあまりに不自然じゃないか?
まさか……
はい。という訳で、一日職業体験記事は、今回で最終回になりました。
体験させていただいた全ての企業の皆様、そして今まで記事を読んで応援してくれたみんな!
ぁ…ありが……ッ(泣)
「あの……そろそろ良いですか?」
こちらは、今回お世話になる大槻さん。アイデム東日本事業本部・Webメディア管理グループに所属する人です。
今日は各部署を回って色んな仕事を体験する予定なので、一日中付きっきりでサポートしてくれます。
「最終回じゃないですよ?」
「よかったー! じゃあさっそく、今回の一日お仕事体験を始めましょう! まずはどこに行けばいいですか?」
「アイデムのWeb部門には色んな部署がありまして……どれがみくのしんさんに向いているかわからないので、一通り体験してもらおうかなと。具体的には、
・事務
・エンジニア
・アナリスト
・デバッグ
・Webディレクター
の5つですね」
「なるほど。確かに漠然とWeb系の仕事をしてみたいとは思ってましたが、具体的に何がやりたいとか、どういう仕事があるのか、なんて考えてませんでした。じゃあ……」
「じゃあ?」
「いつものお仕事体験のように、制服に着替えましょうかね」
「あ、制服ってあったほうが良いですか? Webメディア部門に限ってですが、服装は自由なんですよ。ビジネスカジュアルと言いますか、よっぽど奇抜な服装じゃなければ基本大丈夫です!」
「なるほど…… じゃあジョジョの奇妙な冒険・第五部のパンナコッタ・フーゴみたいなファッションでも大丈夫ですか?」
「良いはずないでしょ。風通しが良すぎなので100点でダメです。ていうか、今のままで大丈夫です」
「フーゴの服、ちょっと着てみたかったな」
というわけで、今回は私服のまま、お仕事を体験します! めちゃ楽~!
「まずみくのしんさんには、『事務チーム』のお仕事を体験してもらいます」
「事務チーム?」
事務体験
事務チームとは、社会人マナーや、自分の部署がどんな仕事をしているかを学んでもらうチーム。新入社員はここで約3ヶ月下積みを積むそう。
「この女性は、メモリが不足してる人のPCに、メモリを増設しているところです。こういう仕事も事務チームのお仕事ですね!」
「事務と言っても、社内PCサポートの様なお仕事もあるんですね。侮れないな」
事務チームリーダーの川口さんに教えていただき、早速メモリの増設を手伝います。本当にぶっ壊しそうでこえー!
「あれ? うまく入らない?」
「うわッうわッうわーッ! メモリの向きくらいはちゃんと見てー!」
「ひぇっ!ひぇっ!ひぇっ!ひぇっ~~~~!」
~数十分後~
できた……
「ふう、疲れた~。休憩がてら『愛されるより愛したい 系の人の席』で休んでいいですか?」
「ちょっと!そこ私のデスク!」
「いやぁ、正直しんどかった~。全部だきしめて~!」
「やめて! もうコッチの作業は大丈夫だから、さっさと 次のお仕事体験してください!!」
エンジニア体験
続いてはエンジニアのお仕事を体験します。Webエンジニアというと、なんかややこしいプログラムとかをカタカタ打ち込んでる人、というイメージ。
ド素人の僕にできることなんてあるんでしょうか?
「ここ『エンジニアチーム』では、サイトの設計、プログラミングを主に行います。最近、サイト内ツールが新しくなったので、みくのしんさんには、その変更を手伝ってもらいます」
「マジでエンジニアの『エ』の字もわからないんですが……手伝えるの?」
「できるんじゃないですか? 私は別のチームだからわかりませんけど」
「他人事かい」
「この部分をこうして」といったことが書かれた指示を反映させ、サイトを作成していきます。
「僕、完全にhtml初心者なんですけど、そういう人が応募してくることもありますよね? でも初心者がここのチームでやっていくのって無理なのでは?」
「知識ゼロだと厳しいかもしれませんが、基本的な操作がわかっていれば、努力次第で何とかなると思います」
「今の所、僕は“知識ゼロ”で、さらに“努力もしていない”状態なんですが」
このお仕事は、エンジニアチームの小野瀬さんに教えていただきます。
カチッ…カチカチッ
「えーと……ここの数値を……こうして……」
カチ…カチ…
「指示書に書いてある通りに、ここをいじって……」
カチカチカチカチ…カチカチッ
「あ、ここちょっと難しいですね」
「そこは、こういう感じにすると楽ですよ」
「あ、なるほど。ん~……あの、ちょっといいですか?」
「はい?」
「この作業、地味過ぎませんか」
「それは言っちゃダメです! エンジニアの仕事というのは、外から見ると地味ですけど、サイトを作る上ではものすごく大事なんですから」
「まあ今回は、初心者の僕にもできる仕事、ということもあるんでしょうけどね。それにしても記事として写真が地味すぎ……(カチカチカチカチ…カチカチッ)」
(カチッ)ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!
ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!
~アイデムの従業員~
「え?」
「なになに?」
「何かの警告が鳴ってるぞ」
「誰かなんかした!?」
ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!
「あの、みくのしんさん」
「ひっ!」
「別に怒らないんで、何かしたんだったら、僕にだけ教えてください」
「いや、僕は…何も…」
「わかってます! 大丈夫ですよ。誰にも言いませんから! ね? 内々に処理しますから」
「いや、本当に何もしてない、はず……です。たぶん」
「(プルル、プルルルル……)ん? 内線がかかってきた。はい、小野瀬です。はい、はい……あぁ、なるほど。わかりました」
「何の電話だったんですか?」
「先程のサイレンは、別のチームで起こった誤作動だったらしいです。なので、みくのしんさんは関係なかったですね」
「……メチャメチャに僕のこと疑ってましたよね?」
「いえ、一切疑っていません。信じていました」
「…………」
「それにしても、みくのしんさんはエンジニアの仕事がお上手ですね~。才能あるんじゃないですか? なんちゃって、アハハ……」
「なんて誤魔化すのがヘタな人だ……」
「みくのしんさん。 エンジニアのお仕事はこの辺にして、そろそろ次に行きましょうか?」
「わかりました! 小野瀬さん、ありがとうございました!」
「こちらこそ、ありがとうございました。アイデムで働くことがあったら、ぜひエンジニアチームに来てくださいね」
みくのしんの感想
エンジニアの仕事と聞くと、今まで『難しそう』『自分には無理』というイメージで敬遠してたんですが……簡単な作業ばかりやらせてもらったおかげか、最後には「頑張ればやっていけるかも」と思ってしまいました
アナリスト体験
続いて体験するお仕事は、アナリスト……と言われてもナンノコッチャわからないのですが、名前から想像するに、エッチなお仕事でしょう。そうですよね、担当の竹之内さん?
「全然違います」
「なんだ。それじゃあどんなお仕事なんですか?」
「簡単に言うと、“どんな企業から応募が来ているのか”、“ユーザーがどういう風にサイトを見ているのか”など、サイトをウォッチする仕事ですね」
「サイトを見てるだけで給料がもらえるの? 決めた! ここで働かせください!」
「いや、見てるだけなわけないでしょ。サイトの課題を見つけ出し、どうやったらより良く、使いやすいサイトにできるのか考えるわけです」
「最近では、スマホアプリでユーザーの指の動きなども記録できるので、一瞬でスワイプされて流されたページや、じっくり読まれているページなんかがわかります」
「なるほど、飛ばされがちなページに関しては、ここに視線を誘導するような仕掛けを入れる……みたいなことを考えるんですね」
「その通り! より使いやすくするために、最近ではグーグルアシスタントでイーアイデムの求人や、ジモコロを検索できるようになったんです!」
「え!? すごい! 『OK Google!』 ってやつですよね!?」
「そうです! せっかくだから、やってみましょう。『OK Google イーアイデム』」
ピコンッ
「おぉ凄い! 声で仕事やアルバイトを探せるんですね。こりゃ便利だ!」
「でしょう? スマホで文字を入力するのって面倒ですが、これならサッと検索できる」
「イーアイデムだけじゃなくて、ジモコロも検索できるんですよね? ちょっとやってみていいですか? えーと……『ジモコロって何?』」
ピコンッ
「出た出た! じゃあ続いては、『みくのしんの記事』について教えて!!」
ピコンッ
「おい」
「すみません… ライター別に記事を紹介する所までは作ってなくて……もう少々お待ち下さい」
「僕がもっと売れっ子ライターだったら真っ先に作ってくれたんでしょうね。アナリストの竹之内さんから見て、僕の記事ってどうですか?」
ジモコロで書いた僕の記事を、アナリストの本領発揮で分析してもらいました。
ページビュー(どれくらい見られたか)や、ページの離脱率、どんな人が読んでいるのか、などの各種データから推測していきます。
「みくのしんさんの記事は、若年層の読者が多いですね。なので、ジモコロに若い読者を増やしたい!っていう場合、みくのしんさんの記事を多めにすると良いんじゃないでしょうか」
「なるほど! アイデムの偉い人、見てますかー? 今月はおろか、今週も来週も再来週も、ずっと僕の記事を入れましょう!」
「ただ……直帰率が91%と、少し高めです。直帰率というのは、みくのしんさんの記事を読みに来た人が、その後ジモコロ内の他の記事を読んでるかどうかの割合ですね」
「ひとつの記事だけ読んで、さっさと別のサイトに行く人が多いってことか。あ、そうだ! 良い事思いつきました!」
爆笑必須。最強おもろ記事です
会心の出来。こんな記事がみんな書きたいはず
抱腹絶倒の爆笑記事
神記事すぎてワロタ
「これで、直帰率下がりました!?」
「おそらく離脱率(読むのを途中でやめて別のサイトに行く)が上がりました」
「そんな~!」
「急に脈絡もなく、自分の過去記事のURLを貼ったらそうなりますよ! しかも抱腹絶倒の記事とか、神記事とか嘘ばっかり……あ、失礼」
「おい、本音が漏れてたぞ!」
「いや決して本音というわけでは……。そうだ、お詫びにページビューを上げる為のコツを教えましょう! みくのしんさんの記事は文字数が多いので、ページ分けを使うといいかもしれませんよ」
「なるほど。ページを分割したら区切りがあって読みやすいし、1ページ目と2ページ目で合計2PV稼げるってことですか。じゃあ、ここでページ分けしますね! さようなら!」
「えっ、PV伸ばしたいからって、そんなに唐突に……?」
みくのしんの感想
誰だってサイトを見ていて「このボタンもっと右にあればいいのに」とか思った経験ありますよね。数値を見て『ここをこうしたら?』と提案→実際にやってみる→ド成功! これ、ハマったらメチャメチャ気持ち良さそう。