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【教育現場】小学校の教師あるある50選【モンスターペアレント】

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こんにちは! ジモコロ編集部です。

編集部の周囲には、なぜか教育関係の経験を持つ人間が多く、実際に小学校の教師をやっていたという人もいます。

 

話を聞いて「へ~! 小学校の先生ってそんな感じなんだ!?」と驚くことが多々あったので……今回は小学校の教師だけがわかる『あるある』を50連発でお届けします!

 

※この記事はあくまで話を聞いた数人の経験に基づくものであり、すべての学校に共通するものではありません。

 

小学校の教師あるある50選

01:「夏休みがあっていいね」→教師は休みではない

子どもたちが来ないだけで、教師は普通に働いている。というか、むしろ研修だの出張だのたくさん入ってて忙しい。

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02:教師は意図があって指名をしている

次にどの子どもを当てるかは、教室内を巡回しながらノートのとり方をチェックして決めている。わかっている子に説明してもらう意図とか、わかってない子にわかりやすく教える意図があったりする。

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03:年に数回、吐く子どもがいる

周りの子もつられて吐いて、連鎖すると地獄

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04:嘔吐物にはコーヒーの出がらしを乾燥させたやつをかけるのがベスト

専用の「固めるやつ」も市販されている

 

 

05:おしっこを漏らす子どもがいる

“大”の場合もある。子どもにもプライドがあるので、大ごとにしないよう「ハイハイハイ、あるある」という顔を作って、流れ作業のように速やかに処理する

 

 

06:30人以上のクラスでも、字を見れば誰か分かる

顔や声と同じくらい、字にも特徴がある。名前がないプリントがあっても、誰のかすぐわかる。まあ名前を書き忘れる子どもは、大体いつも決まってるんだけど

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07:聖徳太子のように1度にたくさんの子どもの声を聞き分ける

子どもは人が話していても、平気で話しかけてくる。

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08:大人が相手でも、子どもに言い聞かせるみたいな口調になってる

「というわけで、ポッキーは最高のお菓子だと言えるわけですね。わかりましたか?」

 

 

09:教師って実はめっちゃめちゃ忙しい

のんびりした仕事というイメージがあるかもしれないけど、授業の用意や研修、出張、テストやプリントの作成など、時間がいくらあっても足りない。

 

 

10:男女ともに呼び方が「さん」

最近は「くん」を使わない。あだ名も禁止。出席簿は男女でわけずに混合(名前も中性的なものが増えてるので、本当に把握しにくい)

 

 

11:「卒業アルバムの運動会の写真、ウチの子の顔が切れてて縁起悪いだろ!」

こういう言いがかりがあるので、最近の卒業アルバムでは、運動会や遠足のスナップ写真コーナーを少なめにしたり、全く無しにする学校が多いそう。

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12:「うちの子が学校に行きたがらないので連れていってくれ」

「親である私が連れて行くべきなんでしょうけど、今から仕事なんでお願いしたい」って言われたことあるんですが、こっちも仕事中だよ!

 

 

13:「子どもが親の言うことを聞かないから、学校でしつけして!」

ドラクエで言うと、レベル上げを業者に依頼するみたいな感じ?

 

 

14:小学校教師は圧倒的に女性が多い

女(8):男(2)くらい。男性教師は子どもにも保護者にも、女性教師にも人気が高い

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15:教諭の給与は、校長の評価で左右される
S→A→B→C→Dの順にランク付けされ、Sは特別な昇給、Aは普通の昇給、Bはちょっと昇給、Cは給与が下がる→Dは特別に下がる、という感じ。

 

 

16:校長の給与は、教育委員会の評価で左右される
ただし教育委員会は、校長の働きっぷりを直接見てるわけではない。……おかしくね?

 

 

17:4月の始業式からの3日間を「黄金の3日間」と言う

子どもは、新しい教師と出会った時、「この先生は、どこまで許すのか、どこまで信用できるのか」を試してくる。そのため、最初の3日間で「ボスは先生だ」と関係性をハッキリさせる必要がある。

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18:赤ペンのインクの消耗が激しい
テストの○☓などにめちゃめちゃ使う。無いと仕事にならない大事なアイテム。

 

 

19:体育の号令のかけ方、笛の吹き方一つでも上手い・下手がある
ちなみに、笛は中の玉がコルクになってるやつがいい音が出る。

 

 

20:最近の給食はおいしくてバラエティに富んでいる
チリコンカン、ナン、フランスやドイツの料理、和食など。ケーキが出ることもある。自分が子どもの頃とは随分変わった。

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21:教師だって好き嫌いはある……

みんなには「好き嫌いしないように」って言ってるけど、教師にだって食べられないものがあるのだ、子どもたちよ……内緒にしてるけど……

 

 

22:授業が始まってから、職員室に忘れ物をしたことに気付く

それ無しで何とかならないか一生懸命考えるが、大抵の場合、どうにもならない。

 

 

23:教師の堪忍袋の尾は3人目で切れる

大したことないマイナスでも、三連続になると3人目が怒られる。3人目の子ども、可哀想。

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24:放課後、教室に籠る派と職員室で仕事をする派に分かれる

職員室では、すぐに誰かに相談できるが、別の仕事を頼まれることも多い。教室では、自分のペースで集中して仕事ができる。

 

 

25:通知表がパソコンになり、便利になった

昔は所見をひたすら手書き、「よくできる」などの評価の○もハンコを一つ一つ押していた。今はパパッとやれる。ただ年配の先生は余計に時間がかかるという人も。

 

 

26:教科書もデジタル

教室にある大きな画面に、直接ペンで書き込めたり、音声や画像も入っていたりして便利。

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27:授業でネットを使ったりもする

Yahoo!きっずという、「子ども向けの検索サイト」がちゃんとある。※例えば「セックス」で検索しても結果は0件など、子ども向けに配慮されたネットを楽しめる

 

 

28:「ウチの子がネットでエロいの見てるみたいなんです」

たまにそういう相談を受けるんですが、よい子のみんな、履歴はちゃんと消そう!

 

 

 29:自分は一体何屋なんだと思うことがよくある

体育で運動し、花や野菜を育て、版画を刷り、学期末にはお金の計算で頭を悩ませる。

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30:10年ごとに教員免許の更新講習を受けなければならない

30時間ぐらいの講義などを受けなきゃならない上に、全部自腹。

 

 

31:プライベートで、自分のクラスの子どもと会うのは、なんかイヤ

「プライベートの顔」をしてるから見せたくない。夫婦や友だちといる時なんかは特に見られたくない。なので校区のショッピングモールなどは避ける。

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32:どうしてもトイレが我慢できない時だってある

「ちょっと教材を取りに行ってくるから自習してなさい」という安定の言い訳。

 

 

33:服装はある程度ちゃんとしてないとダメ

一日中ジャージとかはダメで、着替えはちゃんと体育の直前にしなければいけない。

 

 

34:ダンスの振り付けはYouTubeからパクる

ダンスが得意な人は、オリジナルをちゃんと考えることもある。

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35:ひとまとめに教師と呼ばれるが、実は「教諭」と「講師」がいる

どちらも教員免許は持っているが、

「教諭」は都道府県や政令指定都市の採用試験に受からないとなれない。

「講師」は期限付きの採用。いわば正社員と契約社員のような違い。産休や病休の時に代わりにくる期間限定の人はだいたい「講師」。

 

 

36:おしりとかウンコとか言うだけでめちゃウケる

簡単に笑いがとれる環境に慣れているので、たまに大人と話すと全然ウケなくて焦る。

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37:自分の子どもの名前をつける時、教え子の名前とかぶらないようにする

同じ名前だと、その子のイメージが引っ付いてきてしまうから。

 

 

38:自分の学校と息子の学校の行事がかぶる

入学式や卒業式は市内で同じ日なので絶対にかぶる。といっても1年や6年の担任でなければ、自分の子どもの方に行ける
ただし運動会は、勤めてる学校のほうを優先しなくてはいけない。

 

 

39:運動会では、お揃いのTシャツやポロシャツを作る

普段なら学校内にいる大人はほぼ全員教師だけど、運動会の時は父兄もいるのでわかりにくい。そこで、「黄色のポロシャツを着てるのが教師」と識別するために作ったりする。

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40:宿泊訓練や修学旅行では、教師はあまり眠れない

子どもたちが就寝したら打ち合わせ、その後も各部屋を見回ったり、夜中 トイレに起こしてくれと保護者から頼まれていたりする。アニメみたいに教師だけで飲んだりなんてあり得ない。

 

 

41:自分の口癖や言い方が、子どもたちにうつる

「あれ? その注意の仕方、聞いたことあるな」と思ったら、自分だった。

 

 

42:「金八先生やGTOに憧れて教師になったの?」

よく聞かれるが、そんな人はほぼいない。ほぼいない……はずなんだけど、なぜかみんな見るのは見てるので、よく話題になる。

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43:子どもの流行は軽くチェックしている

今はみんなYouTubeを見ている。

 

 

44:鬼ごっことドッヂボールはいつだって人気

どの時代でも廃れない、永遠の定番。

 

 

45:自分の小学校の時の担任と同僚になることがある

すごく不思議。そして、あの頃こんな苦労をしてたんだな……とわかり、尊敬する。

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46:保護者に同業者がいるとちょっと怖い

授業参観でヘタなことを言ったりやったりすると、同業者にはすぐバレる。プレッシャーがハンパない。

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47:終業式などに、同僚の先生とランチに行くのが楽しみ

やっと子どもたちから解放された~!という喜びに浸る。

 

 

48:この仕事はしんどいことも多いけど……

こんなに頑張ってるのに、とかく文句を言われがちな職業だし……

 

 

49:子どもたちの成長には、いつも感動させられる

たった一年で驚くほど成長する彼らを見ると、胸が熱くなる。

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50:何だかんだ教師という仕事に誇りをもっている

「人を育てる」というこの仕事ほど、やりがいのある職業はないと思っている

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まとめ

自分が子どもの頃は、教師なんて邪魔な存在であり、わかってくれないオトナを代表する人間でしたが……

 

今、学級崩壊やモンスターペアレントなどと実際に向き合っている教師の話を聞くと、きっとあの頃の先生たちもこんな風に頑張ってたんだろうなぁ……と思っちゃいますよね。

 

というわけで今回の“学び”としては、

「教師の『ちょっと自習してなさい』はトイレに行きたい時」

ということでしょうか。これを読んでるちびっこ諸君は、決して尾行などしないようお願いします。

 

 

 

(おわり)

 

書いた人:ジモコロ編集部

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どこの地元にもコロがっているような魅力ある「場所」や「仕事」「小ネタ」など、地元愛を感じてしまう話の数々を集めて発信していくメディアの編集部です。TwitterFacebook

 

イラスト:ぞうむし

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トラック運転手をしながら、夜な夜な漫画を描いています 、ぞうむしです。「死ぬまで諦めんやったら、俺の勝ち!」をモットーに日々精進しております。Twitter:@zoumushi6


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