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だるま弁当の容器を使って"だるまさんが転んだ判定器"を作ってみた

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どうもこんにちはマンスーンです。

突然ですがみなさん、群馬県の高崎駅の『だるま弁当』ってご存知ですか?

 

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僕の父親は昔、仕事での出張がとても多く、家に帰ってこない日がよくありました。そして久しぶりに家に帰ってくる時、よく駅弁を買ってきてくれたのです。『だるま弁当』もそのひとつで、昔何回か父親が買ってきてくれた記憶があります。この前、上野駅で駅弁屋の前を通った時にディスプレイに並ぶこいつを見つけて、ついつい買ってしまいました。

高崎市はだるまが有名で、張り子だるまの大多数を占める年間約90万個を出荷しているそうです。つまり毎年90万個のだるまが増えてるっていうことなのでいつか地球がだるまで溢れてしまうんじゃないか心配です。

 

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たっぷりの山菜にシャキシャキのタケノコなどおかず自体はすごく地味で素朴な味わいなんですけど下に入ってる茶飯とすごく合うんです。カリカリ梅もピエロの鼻くらいの大きさのものが入っているし、デザートとして栗と花豆煮が入っているのもいいですよね。さらに山ごぼうのカリッとした食k……

 

そんなことはどうでもいい!!!!!!!!!

 

どうでもよくないけど!!!!! どうでもいい!!!!

 

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こういう変わった容器の駅弁を食べる時必ず直面する問題がありますよね。そう食べ終わった後の容器をどうすればいいのか問題です。

このだるま弁当は、一応口に穴が開いていて「貯金箱として使えますよ」って書いてあるんですが、昔10万円たまる貯金箱に700円しかためることのできなかった僕にとっては、貯金箱としては使えそうにありません。

 

だるま…。

 

だるまと言えばだるまさんが転んだ…

あれって鬼になった人が振り返った時に動いたら負けというゲームですけど、人によって判定が緩かったり厳しかったりしませんか? でもいちいち何センチ動いたなんてわからないですし、もっとカンタンに判定できる何かがあれば便利ですよね。

そこで思いつきました。

 

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今回は、だるま弁当の容器を使ってだるまさんが転んだの時に動いたら教えてくれる

だるまさんが転んだ判定器を作ります!!

 

 

製作開始

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使用する材料

・Arduino

・焦電型赤外線(人感)センサーモジュール

・圧電スピーカー

・LED

・抵抗

 

 

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今回の工作の肝である焦電型赤外線(人感)センサーです。

集電素子という薄い板に届く赤外線の変化を読み取ることができるもので、よくトイレの便器に付いてるものと同じです。

要は人の動きを検知します。

 

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まずはよく洗った容器の目に穴をあけます。

 

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ブレッドボードでパーツを仮組みしてちゃんと動くか確かめます。

仕組みとしては”センサー”→”Arduino”→”LED”+”圧電スピーカー”という流れになっていて、動きがあるとLEDの色を変えて音を出すという感じです。

センサーが動きを感知してない時はLEDが青く光ります。

 

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センサーが動きを検知するとLEDが赤色に変わり圧電スピーカーから音が出ます。

 

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センサー、圧電スピーカー、LED部分を容器に付けていきます。

厚紙とセロテープでLEDの明かりが拡散しないように囲いを作りました。

付け方が汚すぎて、急に生活感が出てしまいましたが見えないところなのでOKです。

セレブっぽい綺麗な服を着てる人の家がめちゃくちゃ汚かったら嫌ですけどこれはOKです。

 

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あとはArduinoと繋げて9V電池を繋げれば

 

 

完成

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だるまさんが転んだ判定器の完成です。

 

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何か怖っ…。

 

とりあえず使ってみましょう。

 

急に肩が外れた人みたいになってしまいましたがちゃんと動きを検知して教えてくれました。

あと動いた時に鳴る音は"マックのポテトが揚がったときの音"にしました。なんとなく。

 

この後、だるまさんが転んだをする予定だったのですが、20代後半にもなって知り合いに「だるまさんが転んだするから遊ぼう」なんて言うことができませんでした。

「よし一人でやろう!」と思ったけど、一人じゃ絶対に負けないことにやろうとする5秒前に気付いたので、いつか一人でだるまさんが転んだができるマシンも作ろうと心に決めました。

 

でも安心してください。このマシンは他にもいろいろな使い道があります。

 

 

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デスクに置いておけば

 

人が近づくと反応するので仕事中にエッチなサイトを見ていても安心ですね。

あとは玄関に置いておけば防犯グッズとしても使えます。

誰もいないのにマックのポテトが揚がったときの音が鳴ったら”何かがいる”っていう幽霊レーダー的な使い方もできますね。

 

 

さらには寝てる際にガクってなったときに起こしてくれるマシンにもなります。

ちなみ、この現象の事をジャーキング現象というらしいです。

学生時代、授業中に寝てたらガクッってなってその瞬間急に姿勢を直す動作をして「別に今寝てませんでしたけど?」みたいに振舞っていたのが懐かしいです。

 

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だるまさんが転んだはできなかったけど、このマシンの制作を通していろんなことを学びました。

だるま弁当の匂いは1回洗っただけじゃとれないということ。ファブリーズしたら一瞬で匂いが取れたこと。マックのポテトが揚がった時の音はソ・ファ・ソだということ。試しにゆっくり体を動かしてみたらセンサーが反応しなかったこと。(たぶん安いセンサーだからだと思う。)

 

これからはいつだってだるま弁当が僕を見守っててくれる。

 

 

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やっぱり怖い。

 

 

書いた人:マンスーン

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「ハイエナズクラブ」「オモコロ」などで記事を書いています。理系大学出身をまったく生かせていない低い技術力で役に立たない電子工作をしたり、B級映画のVHSテープを収集したりしています。
Twitter:http://twitter.com/mansooon
HP:http://man-sooon.tumblr.com/

 

 


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