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Channel: イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」
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ジモコロのフリーマガジンを作ったら「紙の重み」を知りました

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みんな〜!!

1分だけ時間ちょうだい〜!!

 

 

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ドンッ!!

 

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ジモコロ初のフリーマガジンができました!

 

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これまでWEBメディアの運営をしてきたんですが、ローカルを取材する上で「インタ―ネットが当たり前」の価値観は一度捨てなければいけないなーと思う瞬間が多々あります。

 

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都心部中心にスマートフォンの普及は駆け足で進んでいますが、自然に恵まれた環境にいるとインターネットの存在はやや薄れるもの。農家や漁師など、手間ひまのかかる一次産業に従事している人はそもそもインターネットを触る時間がなかったりします。

一番身近なメディアは作業しながら聴けるラジオだったり、影響力の強いテレビだったり、手で触れる新聞だったり…既存媒体の地盤は健在なんですよね。

 

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というわけで「新聞サイズの捨てづらいフリーマガジン」をコンセプトにして、5月頭ぐらいから制作に着手しました。少数精鋭のチームでスピード重視。もちろんジモコロのクライアントであるイーアイデムさん公認です。

とりあえず、6月25日(土)にアイデム協賛のイベントが開催されるらしく、そこでの配布を目標としました。

 

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デザインは、ジモコロやバーグハンバーグバーグのロゴもお願いしたデザイナーの中屋辰平くん。しゃくれ骸骨貴族というあだ名で呼ばれているんですが、紙へのこだわりは人一倍あるようで信頼している仲間です。

注目して欲しいのは、銀色加工のビッグフットマーク。本物を手にとったら分かるんですが、4色刷りの上に絶妙な塩梅で銀がのってます。4色刷りの後、生乾きの状態でスッと銀を入れるといい感じになるとかなんとか。足を使って一次情報を探す…そんな意味が込められてるとかなんとか…フゴフゴ言ってました。

 

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しゃくれすぎて滑舌が悪いので気のせいかもしれません。

 

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ちなみに今回制作したのは8Pの簡易版。ジモコロの代表作を紙用に再編集し、自宅にパソコンがない勉三さんみたいな人でも楽しめる構成となっています。名刺代わり的なフリーマガジンですね。

ちなみに収録記事はこのあたりです。

 

最近、地上波のゴールデン番組にも登場した絶好調状態の風岡さん。6月24日(金)19時放送の「沸騰ワード10」にまたも登場するそうです。

 

こちらは連載二つを抱える売れっ子漫画家・カメントツのロボット×仕事の漫画! WEB用に作った漫画を紙に落とすという、逆説な構成となっています。

 

最後はジモコロの根幹にある「日本の奥深い文化を分かりやすく伝える」を実践した、島根県奥出雲のたたら製鉄文化。ライター根岸達朗の渾身の記事です。

 

 

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いやー、普段WEB用の記事ばかりを作っているので、仕上がりを見たときは「これが紙の喜び!そして重み!」と心踊りました。なんといってもサイズ感。スマホでササッと消費される世界に身を置いていると、その刹那的な体験に寂しさを覚える瞬間もあるんですが、紙の所有感は別世界の喜びがあるもんですね。

とりあえず親に送ろう。あと取材時に「こんなメディアをやっていて…」と理解促進ツールに役立てよう。用途は無限大。夢が広がります。

 

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この喜びを共有したくて、あくせく働いているバーグハンバーグバーグの同僚に読んでもらいました。

 

みんな!みんな!読んでみてよ!

 

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みんな満面の笑顔で「いいね!」と言ってくれました。

 

どこで手に入るの?

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実はとりあえず作ってみたものの、一切流通のことを考えていませんでした。

いざ届いたジモコロフリーマガジンを手にしてみたんですが、紙って重いんですよね。当たり前なんですけど。昔、新聞配達をしていた記憶が蘇りました。紙やばい。

 

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そこで思い出したのが神楽坂にある大好きな本屋『かもめブックス』さん。ギリギリ手で持てる約70部ほどのジモコロフリーマガジンを携えて、以前ジモコロの取材でもお世話になった店長の柳下さんに相談してきたのが、この記事を公開する7時間前の出来事です。行き当たりばったりすぎてすみません。

 


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f:id:eaidem:20160623164519p:plain「柳下さん、ジモコロのフリーマガジンを作ったんですけど…」

f:id:eaidem:20160623164528p:plain「お、いいね。このサイズ、レジに置けるかなぁ…」

f:id:eaidem:20160623164519p:plain「え!? 話が早すぎる!(何も言ってないのに…)」

f:id:eaidem:20160623164528p:plain「すぐ分かるよ。置きましょう!

 

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というわけで交渉は3秒で成立しました!

 

 

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ジモコロ初のフリーマガジンはとりあえず『かもめブックス』限定で無料配布決定!(数に限りがあります)。ここは訪れる度に平積みのラインナップが変わって、あれも欲しいこれも欲しい状態になる素敵すぎる本屋です。

 

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こだわりのコーヒーも激ウマなのでフラッと立ち寄った際に、レジで店員さんに「ジモコロのフリーマガジンください」とお伝えください。ついでに好きな本を見つけて買ってみてはいかがでしょうか。そういう関係性って素敵じゃないですか。

 

●かもめブックス

住所:東京都新宿区矢来町123 第一矢来ビル1階

東京メトロ東西線「神楽坂駅」徒歩0.5分

電話:03-5228-5490

営業時間:月曜日~土曜日 10:00 ~ 22:00、日曜日 11:00 ~ 20:00

 

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WEBはWEBで良い部分がたくさんありますが、紙の制作をしたことで学びもあるもので。手に取れる喜び、制作に関わる人数の多さ、印刷所の職人的なこだわり、そして流通の大変さなど、これが「紙の重み」なのかと視野が広がったように思います。ぜひ手に取ってこの感覚を少しでも理解してもらえると嬉しいです!

 

書いた人:徳谷 柿次郎

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ジモコロ編集長。大阪出身の33歳。バーグハンバーグバーグではメディア事業部長という役職でお茶汲みをしている。趣味は「日本語ラップ」「漫画」「プロレス」「コーヒー」「登山」など。顎関節症、胃弱、痔持ちと食のシルクロードが地獄に陥っている。 Twitter:@kakijiro / Facebook:kakijiro916


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