Quantcast
Channel: イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1396

島の未来をつくるカフェ。人口1万2千人の離島から希望が生まれる【沖永良部島】

$
0
0

島の未来をつくるカフェ。人口1万2千人の離島から希望が生まれる【沖永良部島】

見渡す限りの海と空!

 

そこら中に咲く赤いハイビスカス!! どこからどう見ても南の島だ〜!!!

 

こんにちは、ライターの友光だんごです。本日は「沖永良部(おきのえらぶ)島」にやってきました。

 

奄美大島と沖縄本島のちょうど真ん中あたりに位置する沖永良部島。鹿児島県の「奄美群島(あまみぐんとう)」に属しており、世界的にも珍しい隆起サンゴ礁によってできた島です。

 

島へのアクセスはというと、都市圏の空港から直行便はなし。東京からだと鹿児島空港か那覇空港で乗り継いで、ざっくり片道5〜6時間ほど。人口1万2千人ほどが住む、いわゆる「離島」です。

 

沖永良部空港(えらぶゆりの島空港)は、離島ならではのこじんまりしたサイズ感。鹿児島空港からは50席ほどのプロペラ機に乗り換えます

 

なぜはるばる南の離島までやってきたかというと、沖永良部に生まれた、とあるカフェをジモコロで取材してほしいという依頼があったから。

 

しかも、ただのカフェではないらしく…… 。

・カフェやコワーキングスペース、バーとしての利用も可能

・昼夜問わず、地元の方たちの憩いの場に

・島の高校生の数少ないバイト先かつ、“子どもの居場所”でもある

・島のテレワークオフィスとも連動

・企業誘致や移住促進にも繋がるプロジェクトの一部

 

なんでも沖永良部島では「島の未来」をつくるプロジェクトが進行していて、カフェはその一角なんだそう。

島の未来をつくるプロジェクト、気になるな……ということで、さっそくカフェへと向かいましょう!

 

親も子も集まってにぎわう「オープンキッチン」

さて、ここが目的地の「entaku(えんたく)」。島で一番大きなホテル「おきえらぶフローラルホテル」の敷地内にあるのですが、雰囲気はおしゃれなカフェ。お茶の時間を楽しむ女性たちや、パソコン作業してる人もいますね。

 

店内を見ると、地元の方らしきお客さんも結構います。島にはカフェもほとんど見当たらなかったので、こういう店ができたら人気になるんだろうなあ。

 

カウンターにはお酒がずらり。奄美の黒糖焼酎をはじめ、ワイン、ジン、テキーラなどいろんな種類が置いてある

 

entakuを運営する一般社団法人ツギノバ代表の大久保昌宏さんに、お話を聞いていきます。

 

「よろしくお願いします。カウンターにお酒も並んでましたけど、夜営業もしてるんですか?」

9時〜22時まで営業していて、食事もお酒も出しています。沖永良部島には、通しで営業している店があんまりないんですよね」

「たしかに道中、カフェらしき店は見当たらなかったですね」

「僕も外から来た人間なんですけど、ちょっとコーヒー飲みつつPC作業できるような場所がなくて困っていて。あと昼やってる店も少ないので、ランチ難民の需要もあるなと。さらに夜はお酒が飲める……と、僕が欲しかった場所でもありますね(笑)」

「外の人だからこその視点! 僕も旅が多いんですけど、旅先で作業する場所なくて困ることが多いのですごくわかります」

 

メニューはこんな感じ。なぜか「ホッケ焼き」とか「ジンギスカン」とか北海道なメニューがあるのが気になる

 

「と言いつつ、entakuにはカフェやバー以外の、コミュニティ的な機能もあるんです。月に3日ほど『オープンキッチン』という取り組みを行っていて、18歳以下は誰でも無料でご飯が食べられます

「最近増えている『子ども食堂』のような場所でもある?」

「こういう取り組みは『子ども食堂』と表現されることが多いですよね。ただ正直、勝手なイメージなのですが『子ども食堂』というとなんとなく困っている人に向けて施しているような印象があって。もちろん地域によっては、特に都市部においてはそういった取り組みも必要だし、大切だと思います」

「たしかに『子ども食堂』というと、子どもの貧困対策として注目されることが多いですよね」

「そうなんです。だた、僕らがそういうイメージをなんとなく持ってしまうということは、おそらく他の人も同様に感じているんだろうなと。それって通う子どもの側で考えるとどうなんだろう? と思ったんです」

「子どもが通いづらくなってしまうケースもあるのではないか、と」

「ひょっとしたら周りはそう捉えてはいないのに、ネガティブに感じて来づらくなってしまわないだろうか。特に島のように都市部と比べて小さい地域では、そういった感覚が一層強いんじゃないかと思いました」

「コミュニティが小さい島だと、誰がどこで何をしているか都市部よりも可視化されやすいですもんね。それで『オープンキッチン』に?」

「はい、いろんな人が集まれる場所になってほしい、という思いを込めています」

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

entaku(エンタク)(@entaku_okinoerabu)がシェアした投稿

実際のオープンキッチンの様子。親世代から子どもまで、たくさんの島の人が参加している

 

「どの地域も同様だと思うのですが、人口が限られている地域では一人二役、三役は当たり前になっていて、特に沖永良部島では農業の繁忙期には家族総出で働かないといけないんです。そんな共働き家庭が多い中で、少しでも子どもを預けることができて、ご飯の支度をしなくて済むのであれば、子育て世帯のみなさんの息抜き時間をつくれたりするのかな、と思ったんですよね」

「なるほど! 子育てをする親御さんたちを助ける場所でもあると」

「オープンキッチンには保護者の方も同伴OKで、食事の後は店内で自由に過ごしていただけます」

「食事を食べさせてくれて、かつその後、子どもを遊ばせておくこともできる。子育てしてる親御さんにとっては必要な息抜きの時間ですね……」

「仲良しの家族や知人同士で誘い合ってくる人もいます。さっそく好評で、開催日を増やしてほしいって声も出てますね」

「親同士のコミュニケーションの場にもなるし、すごくいいですね!」

「島にカフェやコワーキングスペースを作りたかったのもあるんですけど、entakuをつくった一番の大きな理由は、島の未来のためにこんな場所が必要なのでは、と思ったからなんです」

 

多面的な場づくりで、島に人を呼び込む

「島の未来のために必要、とは?」

「私たちツギノバは、沖永良部島でentakuを含めた複数の事業を進めています」

 

「順に説明していきますね。まずは『関係人口の創出』。島は都市部と比べて人口や産業も少ないため、企業誘致によって新たなプレーヤーを増やすことが重要です。そのために、知名町役場がentakuから車で5分ほどの場所にテレワークオフィスを作りました

 

木造コンテナを利用したテレワークオフィス

 

テレワークオフィスの内部。コンテナ型で、中にはミニキッチンや会議スペース、Wi-Fiやプリンタ・スキャナーなどが揃う

 

「今春オープンしたばかりですが、すでに4つあるオフィスブースは埋まっています。県内の企業1社、県外の企業3社にさっそく入居していただきました」

「テレワークも一般的になってきましたし、離島の環境で仕事をしたい人も増えてそうですね」

「島の外から企業を誘致するだけでなく、テレワークオフィスがあることで、島内のビジネスを活性化する効果も生まれると思うんです。ランチの移動販売をするとか、島にはまだまだスモールビジネスの余地があるはず。そうした方たちのオフィス需要にもマッチする場所だと考えています」

 

「また、誘致企業の方などが長期宿泊できるように、町営の『おきえらぶフローラルホテル』の客室を改装し、宿泊スペースでも仕事ができるような整備も進めています。さらにentakuの向かいには共用会議室もできる予定ですね」

「オフィスに会議室、宿の整備まで。『どこでも仕事ができる』時代とはいえ、やっぱり環境は大事ですからね……。安定したネットや長時間座っていられるデスクと椅子は貴重」

「また『移住促進』として、『南北連携事業』というのも行っています。沖永良部島は農業が基幹産業なのですが、農業の繁忙期である10月〜翌5月に人手が不足し、かつ天候により働き手の必要数も変動する。つまり人材の需要に波があるんですね」

「『移住して島で働きたい』という人がいても、都会に比べると年間を通じた仕事がどうしても少なくなってしまうと」

「その課題を、南北の離島で連携して解決しようと取り組んでいるんです。ツギノバは北海道の利尻島にも活動拠点があるのですが、利尻島の場合は漁業が基幹産業で、繁忙期が6月〜9月なんです」

 

日本最北端の街・稚内からフェリーで約2時間、新千歳空港からは飛行機で約1時間ほどの離島・利尻島。特産物はウニと利尻昆布

 

「ちょうど北と南でずれている!」

「そうなんです。そこで、沖永良部島の知名町と利尻島の利尻町に半年ずつ住んでもらい、地域で働きながら暮らしてもらおうというのが『南北連携事業』です。島の集落では地域行事などの担い手不足の課題もありますが、島に働きにくる人が増えれば、そうした課題の解消にも繋がると思うんです」

「テレワークオフィスをつくり、島の仕事をつくり、いろんな角度から島へ人を呼び込む……かなり多面的ですね。そしてentakuがあると、移住者が島の人と繋がるためのコミュニティの入り口になりそう」

「まさにentakuの役割はそこなんです。entakuは役場や地域住民の方々とも連携しているので、移住相談を受けた時に希望者を適切な方に繋げられます。さらに、テレワークオフィスを利用しに島外から来た方と島民との交流拠点にもなったらいいなと思っていて。複数の事業の間にツギノバが位置し、中間支援組織としてサポートする形ですね」

 

「ツギノバさんが地域や行政、異なる事業を繋いでいる。プレーヤーの少ないローカルでは特に大事な役割になりますね」

「僕は中長期的な視点に立って子どもを中心にしたコミュニティをつくることによって、島の誰もが気軽に訪れることができて、一緒に食卓を囲めるような居場所をつくりたいと思っています。そんな中で、『ここに来れば誰かいる』という場所にentakuがなれたらと」

「ちなみにオープンキッチンの活動費はどこから出てるんですか?」

「現状は2024年度まで助成金をいただいているので、そのお金を活用させていただきながら、賄いきれない部分はentakuの飲食の売上から出しています。助成金をいただける期間が終了したら、基本はカフェの売上でやりくりしていくつもりです」

「entakuにとって、オープンキッチンは欠かせない機能なんですね」

「僕自身はentakuをコミュニティスペースとして捉えています。なので、ここで大人をはじめとした地域住民の方々や来島された方々が使ったお金が、未来の島というコミュニティの持続に直結する島の子どもたちに還元される形にしたいんです」

 

「まさに島の未来をつくるカフェですね!」

「そういう言い方もできるかもしれませんね。この取り組みを続けていくことで、進学や就職でいずれは島を出ていく子どもたちが、自立した大人として島へ戻ってくる場所の一つがentakuであってほしいと思っています」

 

高校生のバイト先は「社会の窓」

「そもそも大久保さんが、沖永良部島でentakuやテレワークオフィスの事業をはじめた経緯も気になります」

「元々、僕は有人離島専門のメディア『ritokei(離島経済新聞)』の運営に関わっていて、その流れで、2015年から沖永良部の小学校へ新聞づくりの授業のために通うようになって。それで島の人たちとも仲良くなって、よく一緒に飲んでたんです」

「その時に『PC作業できるカフェがないな〜』という気づきが」

「よく島の空港の小さな待合室でノートPCを叩いてましたよ(笑)。その後、2018年に北海道の離島『利尻島』で町の総合振興計画策定に関わらせていただいて、その経験から知名町でも『同様の計画策定を手伝ってほしい!』というお声がけをいただきました」

「ふむふむ」

「知名町での総合振興計画づくりを通じて、町の色々な方々とお話をする機会をいただいて、その中で自分なりに島の可能性や課題も見えるようになってきたんです。計画づくりに携わらせていただいて、お世話になったこの島で『自分に何ができるだろう?』と考え、沖永良部島でコミニュティスペースの開設やテレワークオフィス開設サポートなどを行わせてもらいました」

「そこで見えた沖永良部島のポテンシャルってなんだったんでしょう?」

 

「まず一つ目は、人口が1万2千人強と、大きすぎず小さすぎずなこと。それくらいあれば、島内だけでビジネスが成立する経済規模になるんです」

「たしかに島のサイズ感で、できることも変わってきますよね」

「2つ目のポテンシャルは、沖永良部島は鹿児島と沖縄に挟まれて、どちらの経済圏にもアクセスできることでした。ただ、何よりも惹かれたのは『島の人たちの懐の深さ』でしたね」

「懐の深さ、とは?」

「沖永良部島は過去に琉球、薩摩藩、アメリカ、日本と4回も統治者が変わってきた歴史がある(※)んです。それゆえに、外部から入ってきた人を拒まないで『仲間』として見てくれる気質があるように感じます。島の人に『一緒に何かしましょう!』と話すと、アイデアを持ってきてくれたり、事業パートナーとして連携したりと常に新しい反応が生まれるのが楽しくて」

「そういえば、島を歩いていると小学生の子たちが大きな声で『こんにちは!』と挨拶してくれました。気持ちよかったなあ」

 

※1492年、与論島とともに琉球王国の領土に組み込まれる。1609年には、薩摩藩の侵攻により薩摩直轄領に。第二次世界大戦直後の1946年には、奄美群島とともにアメリカの軍政下に入る。1953年には日本に返還される。

 

ホテルの敷地で遊ぶ島の少年たち

 

「島の子たちには癒されますよね。沖永良部島は小学校から高校まであって、大学がない。だから島の子たちは高校を卒業したら、進学や就職で島を離れてしまうケースが多いんです。だけど『若者が高校までは島にいる』のも、沖永良部島のポテンシャルですよね。高校がない島だと、もっと早くに島を出ちゃうので」

「entakuのアルバイトも高校生ですよね。地元の子たちですか?」

「はい。学生時代のバイトって、めちゃくちゃ社会について学べる貴重な機会じゃないですか」

「社会に出る前に、いろんな大人を見たり働くことについて考えたりできる場ですよね。まさに『社会の窓』というか」

「そうですね。だから島の子たちがバイトをする場を増やしたいと思って、entakuでは積極的に迎え入れています」

 

「いまは何人くらいアルバイトがいるんですか?」

「現在、entakuでは6人の高校生が働いてます(※取材当時)。みんな飲食店のホールは未経験だったので、接客方法からコーヒーの淹れ方まで、イチから丁寧に教えています。島の外に行っても、どこでも通用するバイトスキルを持ってほしくて

「都会に出た後も役立つ、大事な学びの場だ……!」

 

アルバイトの高校生に話を聞いてみたところ「春から就職で島を出るので、新生活のためにお金を貯めたかった」「島では農業バイトしか経験がなかったけど、社会勉強を兼ねて人生初の飲食店バイトをしようと応募した」とのこと。また「普段、両親や学校の先生以外の大人と話す機会があまりないけど、entakuではたくさんの方々と話せて楽しい」と話していました

 

島の未来につながる場所でありたい

「単なるアルバイト先という以上に、entakuでの経験は島の子どもたちの未来にいろんな影響がありそうですね」

「今後、entakuに関わる若い世代が増えることで、自然と島に戻ってくる、戻ってこなくても関わり続けるというきっかけが増えてくると思うんですよね」

「ほう!」

 

「例えば、ふるさと教育って地域への愛着や誇りを育んでいくことですよね。その先に、沖永良部という島であれば、『いずれ島に帰ってきたい』や『島を出ても関わり続けたい』と思えるような、想いや関わりしろを醸成するというゴールがあると思います。とても大事なことですが、僕自身はそれをもっと早い段階で進めた方がいいと考えていて」

「どうしてですか?」

「一般論として、中学生くらいになると、人格形成もある程度終わってるじゃないですか。そこで『うちの地元はすごいんだよ!』って教え込まれても、どこか無理矢理になって入ってこないんじゃないかと思うんですよ。だからもっと早く、それこそ小学校卒業までに地元についての基礎知識を学ぶべきだと考えています」

「なるほど。いろんな情報を知り過ぎちゃう前に、自然と地元について知るって大事かもしれませんね。『地元を知るのは大事だよ! いいことだよ!』って前提があると、勉強感が出て萎えちゃいそうですし」

「そうそう。自分が生まれ育った場所がどんなところか知ることが、郷土愛や町の誇りみたいなものに繋がっていくと思うんです」

 

「その上で、小学校までに地元について学んだ上で、中学校や高校は『地域の人たちと、一緒に何かを作る』時間になるのが一番だと思うんですよね」

「一緒に何かを作る、ですか」

「そういう時間があればあるほど、外へ出た後に『顔が思い浮かぶ人』が増えるはず。『あのおじさんと一緒にやった作業が楽しかったなあ』『あの人が島にいるから、自分も頑張ろう』みたいな」

「ああ〜、一緒に何か作るみたいな時間を過ごさないと、そういう関係性は生まれづらいかもですね。そして、そうやって顔が浮かぶ人が多いほど、その土地が大事に思えるのは間違いない」

「だから、これから島の子たちが島を出たあと、Uターンの選択肢を持ってもらったり、島との関わりしろを持ってもらうには『どれだけ両親以外に、顔の思い浮かぶ人たちが島にいるか』が重要だと思っています。その数で、地元に対する想いの強さが変わってくると思うんですよね」

 

「テレワークオフィスや南北連携の事業で、いろんな大人たちが島にやってくる。そんな大人たちと若者の出会いが、entakuで生まれる。そこで『こんな生き方もあるんだな』って将来の選択肢が広がったり……」

「まさにそうなってほしくて、『entaku(エンタク)』の名前には『みんなが円卓に集って会話をするような場になればいいな』という想いを込めてます。飲食店としての利便性を果たしながらも、島外から来た人と地元の人が職種も年齢も関係なく混じり合ってほしいなと思います」

 

おわりに

子どもの居場所としての機能だけに留まらず、島の高校生をはじめとする若者たちへの支援も行うentaku。日本全国のさまざまな島を見てきた大久保さんだからこその視点が詰まった場所だと感じました。

 

もし自分が高校生の頃にentakuのような場所で、未来を一緒に考えてくれる大人と出会えていたら、もっと地元のことを好きになっていただろうなあ。

 

若い世代のための場所を作って、未来を担う人を育てていく。この新しい視点は島に限らず、日本全国に必要とされていると思います。そして、テレワークオフィスをはじめ、外から人を呼び込む事業と連携することで、島の未来はより強く、大きく形作られていくはずだと感じました。

 

始まったばかりのentakuを舞台に、これから沖永良部島の人たちとどんな化学反応が起こっていくのか、とても楽しみです!

 

☆entakuの情報はこちら

Instagram:https://www.instagram.com/entaku_okinoerabu/

 

構成:吉野舞


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1396

Trending Articles