こんにちは。「なにわの関羽雲長」ことヨッピーです。
大阪のスラム街みたいなところで育ちました。
普段は東京で暮らしているのですが、帰省ついでの取材にすれば交通費が浮くなと思って本日は大阪に来ております。
なぜかと言うと…
万博記念公園に「EXPOCITY」という新しい商業施設がオープンして、「割とイケてる」という噂を聞きつけたからです!
日本最大級 大型複合施設 EXPOCITY-エキスポシティ-
元々、エキスポランドという遊園地があった跡地に新しく生まれた日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY」。太陽の塔でお馴染みの万博公園の隣にあるのだ。2015年11月19日にオープンしたばかりなので、関西圏以外の人にはあまり知られていないはず!
ショッピングセンターの「ららぽーと」、海遊館プロデュースの生きているミュージアム「NIFREL(ニフレル)」、自然体験型エンターテイメント施設「オービィ大阪」、留学気分で楽しく英語を学べる「OSAKA ENGLISH VILLAGE」が気になる。
ほかにも「ポケモンEXPOジム」や4DXシアター搭載の最新鋭シネマコンプレックス「109シネマズ 大阪エキスポシティ」、バンダイ直営の「ガンダムスクエア」などなど…国内最大級の大型施設であります。
ウヒョー!楽しみ!
大阪の癖にけっこうイケてるらしいから早速突撃してみよう!
※なお、本文には全く関係ありませんが、今日はあいにくの天気なので、ヨッピーの天然パーマがこのあとどれくらい曲がってゆくのかにもご注目下さい。
今までになかったコンセプト型の水族館「NIFREL」
そんなわけでまずは、斬新なスタイルのミュージアム、「NIFREL(ニフレル)」にお邪魔します!
まず最初は「いろにふれる」のコーナー。薄暗い施設内にカラフルな魚が展示されてる様子は水族館というよりは美術館のたたずまいであります。
「なにこれ。めちゃくちゃオシャレやんけ」
「これすごいですね。ホントに美術館みたい」
※編集担当:大阪出身の柿次郎
「ほんとほんと。大阪にできた施設だとは思えん。黄色い熱帯魚と黒い熱帯魚を共生させた『阪神タイガース応援コーナー』みたいなやつが絶対あると思ったのに」
「あー、ありそう。オレンジ色の熱帯魚の水槽だけやたらと落書きされてたりね」
「そうそう。その横に阪神タイガースのハッピ着た外国人の係員が居て、名札見ると『バース』って書いてある」
「それ見て大阪のオバちゃんが感激して泣きだすんですね」
「おい。そろそろ怒られるぞ」
続いては「わざにふれる」のコーナー。
こちらのコーナーでは変幻自在に体の色を変化させるイカや、水を飛ばして虫を捕食テッポウウオなど、特殊能力を持つ魚が展示されております。
「川柳が良い味出しとるね。ちゃんと勉強できるようになってる」
「これも大阪っぽくないですね。吉本芸人のイラストが入ってない」
「あーわかる。『メダカ』のコーナーには吉本新喜劇の池乃めだか師匠のイラストが入っててね。『小さくて 女性に人気の メダカかな』とか書いてる」
「チョウチンアンコウのコーナーには辻本茂雄さんのイラストが入ってて『誰がフランスパンじゃ!』って」
「関西人以外に一切伝わらないだろそれ」
ちなみに2億年前からそのままの生態で知られるカブトガニの姿も。裏面が原始的すぎてゾゾゾとなる。
「ぎゃー!!気持ち悪いー!!」
「気持ち悪いのに見たくなるやつー!!」
続いては「すがたにふれる」のコーナー。
大人気のチンアナゴも、透明なビーズを利用する事で全体の姿がわかるようになっております。
ダイオウグソクムシの顔が意外と可愛い。
あとはやたらデカい地球を模した球体もある。プロジェクションマッピング的に映像を360度から投影しているそうな。
こんな風にキメポーズを取ると、隕石を落として世界を滅亡させようとしてくるラスボスっぽい写真が撮れます。
他にも「みずべにふれる」「つながりにふれる」などなどのコーナーがあるのですが、圧巻だったのがこちらの「うごきにふれる」のコーナー!
「えっ!いきなり鳥!?」
「うおおおおお!なにこれ!放し飼いやんけ!」
「うわーめっちゃ近い!これ、檻の中に人間が入る感じで動物が見られるんですね!」
見ての通り、動物と僕の間を隔てる檻が無い!
「普通に手を伸ばせば届く距離にいる……!」
これらの動物はこのコーナーの中を自由に動き回っていて、触ろうと思えば触れる距離を闊歩しているのだ。
もちろん動物に触るのは禁止なので、近寄ってきたらある程度距離を取ってそっと眺める必要があるのですが、それでもこの距離感はすごい。
突然の事で写真は撮れなかったんですが、巨大なペリカンがこっちに向かって飛んできた時はつつき殺されるかと思いました。
白目を剥いて寝るコツメカワウソも居るよ。
「いやー、これは良い。全体的に距離感が近くて良いね」
「ここ、海遊館がプロデュースしてるらしいんですけど、海遊館とはまた違った良さがありますね」
「確かに。海遊館みたいな巨大な水槽でドーン!っていう迫力は無いけど、それぞれの距離が近いからずっと眺めてても飽きんわ」
「いやほんと、アクアリウムとか欲しくなりましたもん」
「それはやめた方がいいと思う」
※アクアリウム=凝り始めると設備費や維持費でとんでもなくお金がかかる貴族の遊び
英語を楽しく学べる「OSAKA ENGLISH VILLAGE」
続いてやってきたのがこちらの体験型英語学習施設「OSAKA ENGLISH VILLAGE」。
ここはアメリカをモチーフにした内装になっていて、
ホワイトハウス
レストラン
化石の発掘現場
報道センターなど、様々なシチュエーションに合わせた英語を北米出身のネイティブスピーカーから学ぶことができる。入場料は500円。1レッスン(30分~45分)=1回1000円の値段設定であります。
せっかくなので「レストランで使える英語」のレッスンを受けてみたのですが、
「これは一体、何語なんやろか……?」
高校、大学と一切を勉強してない中卒レベルの僕に社会人クラスは少し難しかったです。子供向けのクラスは習得度によって3段階にレベル分けがされてるし、わからない所は正直に言えばちゃんと教えてもらえるぞ!
セガとBBC Earthの異色のコラボ「オービィ大阪」
そして次にやってきたのがこちらの「オービィ大阪」という施設。
館内はこんな感じで、プロジェクションマッピングやモーションセンサーなど、最新技術を惜しげなく投入して生物の生態を楽しく学べる施設になっております。
この時に見たのは、BBC Earthが撮影したマウンテンゴリラの生態についての映像。3Dメガネをかけることで立体的に見ることができて、さらに椅子が動いたり、ミストが噴射されたり、流行りの4D体験まで再現されています。シルバーバックのマウンテンゴリラが目の前に…! クソデカい…!
「まぁ、ゴリラが飛び出してきてもあんまり嬉しくはないけど」
「余計な事を言うな。ゴリラ好きにはたまらんでしょ」
こちらは手をかざす事でカーソルを操作し、海の生物の生態について学習できる装置。時間帯によっては夕方のサバンナに切り替わり、陸の生物の生態についても勉強できる。
そしてこちらはマイナス10℃の温度を体感出来る装置!
こっちはTシャツなのに殺す気か!!!!!!!!!!!!!!!1
ヤケクソみたいにでかいスクリーンで見られるウミガメの生態!
地面に寝転がりながら見られるので完全に寝かせに来てる。
自分たちの顔を自動認識して、動物に加工してくれる撮影スポットもあちこちにあります。
帰り際に写真プリントすることも可能。よくある観光地の1枚=1000円の写真よりもよっぽどコスパが良い設計になってる。
それ以外にも、ツボをおさえたブランドが入ってる大型ショッピングモール「ららぽーとEXPOCITY」もあるし、
4DXの最新映画館「109シネマズ 大阪エキスポシティ」もあるし、
オリジナルのアトラクションで遊べる「ポケモンEXPOジム」もあるし、
バンダイ直営のガンダムショップもあるよ!
日本一の高さ=全高123メートルの大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL」(現在工事中)は2016年7月1日にオープン予定!
「なるほどね」
「どうでした?」
「思ったよりも『テーマパーク!』って感じじゃなくて、普段使いできる施設でいいね。買い物に来たり、各施設をスポット的に利用したり、英語の勉強で通ったりとか。大阪っぽさが全然ないのは、むしろ地元人向けの施設だからじゃなかろうか」
「全国的に流行ってるモノが全部詰まってる感ありますもんね」
「万博記念公園駅は、新大阪駅から30分くらいで来れるし、大阪旅行に来た人が『新幹線乗るまでにまだ2〜3時間あるなぁ』って時に足を伸ばすとちょうど良さそう。太陽の塔も見れるし。あと、子供連れの家族は絶対楽しめるだろうから完全にオススメ!」
「たしかに……。僕も子供の頃、こんな所に連れてきて欲しかったっすわ……」
「ちょっと、落ち込むからその話はやめてよ……」
※柿次郎も大阪のスラム街みたいな所で育ちました
ちなみに冒頭で見せた天然パーマは最終的にこんな感じになった。
まとめ
今回のEXPOCITY以外にも、梅田や天王寺の再開発、USJや外国人向けの観光需要はグイグイ来ていることを考えると、最近の大阪は結構アツいのかもしれない。
違う媒体で書いた記事だけど「【永久保存版】地元・大阪人が選ぶ大阪に行ったら絶対に立ち寄りたい観光地まとめ」、「【永久保存版】地元・大阪人が選ぶ「大阪で絶対に食べたい厳選たこ焼き8店」という旅行に役立つ大阪観光まとめもあるので参考にしてみてね!
●EXPOCITYの情報
住所:大阪府吹田市千里万博公園2-1
最寄り駅:大阪モノレール「万博記念公園駅」徒歩約2分
ライター:ヨッピー
「オモコロ」「トゥギャッチ」「ぐるなび」「Yahoo! Japan」「ライブドアニュース」など、さまざまなWEBメディアで活躍中のライター。「WEBでウケること」の第一人者として、タイアップ広告案件なども多数手がける
Twitter ID: @yoppymodel / 公式サイト:ヨッピーのブログ(仮)