こんにちは、ジモコロ編集部です。
2015年5月11日にスタートした「どこでも地元メディア ジモコロ」。今月で5周年を迎えることができました。
というわけで今回は、6年目に歩みを進めるジモコロとコロナについて、W編集長の柿次郎とギャラクシーが対談します。
=ジモコロのHuuuuの記事を担当する編集長
=ジモコロのバーグハンバーグバーグの記事を担当する編集長
コロナについて
「ジモコロ5周年~~~! イェイイェイイェイ~~!!!」
「……………………」
「……………………という雰囲気じゃないですね、今は」
「コロナがね……。本当は5周年の企画とかイベントとか、色々考えてたんですけど。全部中止になってしまった。編集部としても色々対応しなければならない部分がありました」
「そうですね。というわけでまずはコロナに関して、二人の編集長の統一した考えを表明したいなと思ってます」
「せっかくの5周年なので明るい話をしたかったんですが、大事なことなので二人で話し合いまして。以下のように決まりました」
ジモコロ編集部が今後公開する新しい記事に関するコロナ対応
・コロナを拡散させないため、状況が落ち着くまでは外ロケ、直接会ってのインタビューなど、外出を伴う記事は作りません
・ただし緊急事態宣言以前に、すでに取材済みの記事に関してはそのまま公開します
・すでに取材済みの記事に関しても、いたずらに外出を促すようなことはしない
「ジモコロはどこかに取材に行ったり、誰かにインタビューするのがメインのメディアだから、しばらく対応が大変ですね。柿次郎さんは記事製作において、何か変化はありました?」
「Huuuuのメンバーのモチベーションは『全国の色んな場所にでかけられる』ってとこにあったので、今は翼を全部もがれてます」
「アゲハ蝶から芋虫に戻った!?」
「ほんとそれ。バーグハンバーグバーグ(以下バーグ)側は、変化なし?」
「いやいや、外出自粛になってから、ものすごく記事の切り替えをしましたよ。決まっていた取材がNGになったり、内容を変更したり……苦労しました」
「ですよね。僕らはおでかけ系の記事とか、キャンプ場の記事をシーズンに合わせて作っていたんですけど、ちょっと今は公開できないなと」
「緊急事態宣言以前に、すでに取材しているものならそのまま公開できるかというと……やっぱり多少いじらないといけないところがあるじゃないですか」
「めちゃくちゃわかります」
「例えばどこか地方の取材をした記事でも『みなさんもぜひ行ってみてくださいね!』とは言えない」
「イベントとかね。3密だから言えなくなった」
「言う・言わない以前に、どっちみち外出できないんだから、誰も行けないんですよね。じゃあ『行かなくても良さが伝わるような書き方にしよう』とか」
「この状況のメリットって何かありました? いや、暗い気持ちでいたくないんで、無理矢理にでも良い部分を教えてください」
「いつもだったら忙しい有名人も、今ならzoomとかで取材を受けてくれそう。なのでチャンスでもあるかなと。ギャラクシーさんはどうですか?」
「在宅で書ける記事がすごく必要になってきたということで、そういうのが得意なライターと久しぶりに連絡を取ったりしました。話せて良かったな~ってのはありますね」
「たしかに。それはありますね」
「逆に、今まで取材やインタビューしかやったことがないライターに、在宅でやれる企画を考えてもらうことで、成長してくれた人もいて。いい機会にはなったのかなと」
「プライベートなことで言うと、今までできなかったことができるので、庭いじりとかやってますね」
「ジジイかよ」
「柿次郎さんはオンラインでの取材とか実際にありました?」
「結構ありますよ。フェスを運営している主催者に話を聞いたんですけど、かなり大変そうですね…。一年後に延期したけど、その時にフェスが開ける状況になっているかも現時点では正直わからないとか」
「僕はアイドルの人に取材したんですが、イベントやライブは軒並み中止か延期。バイトで食べていこうとしても、バイト先が飲食店で営業自粛とか。ただYou Tubeに活路を見出して人気を博す人なんかもいるそうで、おもしろかったですね」
「オンライン取材と実際に会う取材との違いってあります? オンラインだと雑談が広がりにくいと感じてるんですが」
「わかる。何でだろう?」
「会話にラグがあるわけじゃないですけど、話がかぶってしまうことがあるじゃないですか。聞きたいことは聞けるんですけど、予定していない話に転がすのが難しい」
「あと『全員がまっすぐこっちを見てる』し、『自分もまっすぐ相手を見てなきゃいけない』みたいな状況が不自然で慣れない……必要な質問だけに終始してしまいますね」
「それはギャラクシーさんが人の目を見て話せない性格だからでは?」
「さて、色々お話しをして、コロナに関する統一の表明とかもしましたけれど……こんな状況でも楽しい記事を作っていきたいなということで、いいでしょうか?」
「そうですね! こんな状況だからこそ、楽しめる記事を提供したり、現状を伝える記事を作らなきゃいけないと思う。波乱の6年目ということになりましたが、頑張っていきましょう~!」
「イェイイェイイェイ~~!!!」
こんな時だから読みたいおすすめ記事
では、ここからは二人の編集長が『こんな時だから読みたい』という基準で選んだおすすめ記事をご紹介します。
家にいる時間が長くなった今、こんな記事を読みながら過ごしてみてはいかが?
ギャラクシーのおすすめ記事3選
・ヴィジュアル系オバンギャ座談会「若い頃と何が変わった?」
自宅で作業する時、昔好きだった音楽をかけたりしますよね。この記事で20年以上もビジュアル系を愛し続けた“オバンギャ”たちのアツさを見て、あの頃を思い出してください。なんてカッコイイんだ!
・自炊のレベルを上げたいから「プロ仕様」の調理器具を買った
在宅になってから自炊を始めたという人が周りにチラホラといるんですが、せっかくなので良い調理器具を買ってみては? 「鍋のメルセデス・ベンツ」と呼ばれるプロ仕様の調理器具を紹介してます(ネットで買えますよ!)
・マンガ家『藤田和日郎』 何を思ってどう仕事している?
家にいる時間が長くて退屈なら、おもしろいマンガをイッキ読みするのがおすすめ! 『うしおととら』『からくりサーカス』の作者、藤田和日郎先生にお話を聞きました。知らなかった作画のこだわりや思い……知ればもっと作品がおもしろくなる!
柿次郎のおすすめ記事3選
・52億円かけて宇宙博物館をド田舎に建てた「元・公務員」の目つきを見て
どんな状況であってもぶっ飛んだおじさんの話はおもしろい。実際にあったエピソードでも、スケールがでかすぎるとリアリティが消失しちゃうんでしょうね。SFや絵本みたいな楽しみ方ができるジモコロ名物のおじさん最新作「52億円かけて宇宙博物館をド田舎に建てた元公務員の高野鮮誠さん」も、ぜひ改めて読んでみてください。
・ローカル発酵食品は、先人たちのドジと知恵の産物だった?
自宅で料理にハマっている人も多いと思うんですが、全国の食材や調味料を通販で買い揃えると楽しさもおいしさも跳ね上がります。発酵デザイナーの小倉ヒラクくんが解説する全国の発酵食品の数々…生まれた理由がおもしろい。
なにやらスーパーで納豆が売り切れ続出しているそうですが、日本人の知恵が詰まっている「保存食として毎日食べられて、身体にいいやつ〜」はこんな時代だからこそ求められている!発酵調味料のサブスクなんてのもあるので興味があればぜひ。
・風呂なし四畳半アパートに住んでる27歳男だけど、めっちゃ快適【都内/駅近/家賃2万9000円】
先行き不透明な生活のなかで一番のネックが固定費。特に家賃が生活費を圧迫するのは目に見えています。この記事は大田区にある昭和すぎるアパートに住んだ27歳男の話なんですけど、風呂なしとはいえ家賃29000円。
「近所に銭湯があればなんとかなるっす!ジムのシャワーもあるので!」とか言ってたのに、コロナの影響でそこを閉ざされてしまいました。私自身は上京直後に浦安駅徒歩20分で家賃59000円のところに住んでしまったタイプなので、東京にもいろんな選択肢があるよ〜ってことを知ってもらえたら嬉しいです。