どうも、株式会社バーグハンバーグバーグの加藤(左)です。
シンプルに記事の序文を書かせていただきます。
はい。漁港行きたくないですか? 気の合う仲間と、漁港へさ。
もうこれ以上の言葉、必要ありませんよね?
だから会社の同僚と3人で神奈川の三崎港へやって来ました。もう、記事の序文ってそれでよくないですか? ダメ? ダメって言われてももうこれで始めますよ? 知りませ~ん。
▼漁港に行く面々
加藤亮。エディター。元肉屋だが漁港へ行きたい。
まきのゆうき。ディレクター。天パだが漁港へ行きたい。
ダ・ヴィンチ・恐山。小説家。貝が苦手だが漁港へ行きたい。
こんな面々でお送りします。この登場人物説明、いる?
漁港、見るだけでいいよね
漁港ってただ見てるだけでもう楽しくないですか?
ほら、マグロがカッチカチになって頻繁に運ばれてるんですよ? あれ、100kg近くあってとんでもなく重いと思うんですけど、発泡スチロールみたいに見えるから超軽そうなんですよね。女性が仲間内でギャルのことをバッシングする以外で、「超軽そう」って言う機会なかなかない。カッチカチに冷凍されたマグロを見た時だけですよ。
それとまったく同じ方法で運ばれている「中身が何かわからないもの」ってすごく怖くないですか? 大量の白子とかだったら気持ち悪いですね。
町、魚の料理屋多すぎ。めちゃめちゃ笑顔で「ちょいちょい~! マックも食わせい(笑)」って言っちゃう。マックあっても絶対食わんけど。
ガードレールも魚。かわいい。
でも、ベンチの座るところまで魚なの、単純にケツが痛くなりそうでした。必要性ゼロ。
あと、そこら中にマグロの飾りがあるんですが、それ以上に本物のマグロの頭もあるので必要ある? という気分になって楽しい。
ただ、このイジメられたマグロみたいなのは目的がまったくわかりませんでした。
なぜいくつもの傷が…?(マグロの飾りにも階級がある?)
漁港、グルメがいいよね
めちゃめちゃ普通なこと言いますけど、漁港と言えばグルメですよね?
三浦市の産直品売り場「うらり」では、さまざまなマグロ料理が食べられます。
食べ歩きする際にうれしい、揚げ物のお店。揚げたてのマグロコロッケやマグロメンチなどが食べれます。
これには思わず笑み…。彼、笑ったの10年ぶりだそうです。
揚げたてアッツアツなので、口の中の火傷だけは気を付けたいですね。30歳過ぎてから、治りが遅くなってる気がします。「傷軟膏のフライ」があったら口は火傷するのでしょうか? それとも同時に治るから無傷なんでしょうか? 実際にあったらマズそうだから誰も食べないでしょうね。
アッツアツの逆、ヒッエヒエのジェラートも。「まぐろジェラート」ではなく、「まぐろっちジェラート」。一度たまごっちと交配させた?
世界でここだけらしい。シルエットがイルカっぽいけど、まぐろっちは本当にマグロ…?
下がマグロのアイスで、上がワカメのアイス。ちゃんと素材の味がするんですが、知らなかったら「出汁の味?」と思うくらいかもしれません。サイバーお江戸の31アイスにありそう。
そして、漁港に来たら食べなきゃいけないのが海鮮丼! ひとつのどんぶりでマグロの赤身、中トロ、大トロだけでなく、この漁港に関係があるのかわからない甘エビとかブリとかも食べられちゃう「ザ・漁港」感あふれるグルメです。
マグロが有名な三崎港なので、いっそ漬け丼にするのも渋くていいですね。「おいらは漬け丼かな」って言ったほうが、わかってる大人感が出ませんか? あと、こういう時ってなぜか基準がたけしになりません?
海鮮丼を食べに来たお店ですが、一番うまかったのがマグロのガーリックステーキでした。ハチャメチャにジューシー。だけどマグロだから肉を食べた時のようなお腹へのダメージもない…。なんなら肉を超えてる。
絶対「マグロのステーキです」って言ったら肉より下のものイメージして頼まないから、もう別の名前つけたほうがいい気がする。「マーロス」とか。
一緒に食べていたまきのにお勧めすると、美味しすぎて泣いちゃいました。泣いたのも10年ぶりだそうです。こんなにお寿司のTシャツ着てるのに。
あと、マグロの皮も美味かったです。このお店、海鮮丼をメインに扱ってるけど、なんなら焼き物のがうまくない…? 三崎港くらいになると、マグロに飽きすぎて別の美味い食べ方を隠し持っているのかもですね。ズルぅ~。
たんまり食べまくった後で、「胃に漁港をギリギリまで詰め込む」ため、最後に回転ずしへ寄る…これが最高のパターンじゃないですか?
漁港近くの回転ずしのクオリティが高すぎて、まきのと恐山はそのまま眠りについてしまいました。まきのはこれが10年ぶりの睡眠だそうです。恐山は毎日8時間キッチリ眠ります。
実際に食べてる時よりも、移動中の車内で「ここの回転ずし、食べログの評価いいよ?」って会話してる時のが楽しい。
漁港、周辺もいいよね
三崎港、なんなら漁港とまったく関係がない周辺施設もよかったです。レトロとおしゃれが合いまった喫茶店。
クリームソーダがおいしいし、店内の雰囲気が良過ぎて「インターネットに記事を上げるための写真」では到底しない素の笑顔をしてしまいました。また来たい。
お酢のソーダを飲んだ恐山は、びっくりするほど背筋が伸びていました。逆に腰痛めない?
そして、三崎港周辺で絶対に行くべきなのが「京急油壺マリンパーク」。理由はカワウソがかわいいからです。この写真載せといて、理由言わせる? 言う必要なくない?
言う必要ないから、もう一枚写真乗っけておきます。何かの文章を書くよりも、こういった絶対的な写真が1枚増えるほうが雄弁だとは思いませんか?
あと、ペンギンとかイルカもいるので、ぼーっと眺めながらマグロを食いすぎた胃を落ち着かせるのが最善手です。クラピカもそうすると思う。
漁港、行ったほうがいい
「漁港が良い」なんてこと、みんなが知っていることだし、あえて言う必要も、こんな記事すら書く必要もなかったことです。なんなら都内でランチの最中にでも「この前三崎港行って、よかったー」って言えばいいくらいの話なんですよ。
なのでみなさんも「言われんでもそうするわ」と思うかもしれませんが、一応記事なので最後に言わせてください。
(写真は、海の近くにあった「なんかテレビドラマ『トリック』に出てきそうな鳥居」です。地方の田舎に行くと、毎回土着のものを見て「これ、トリックっぽくない?」って言ってる気がする)