みなさんは日常生活を送っていて、身の回りのモノに腹が立ったことはありませんか?
例えば……
とか
とか
などなど。
こういうちょいイラ、結構ありますよね。
というわけで今回は、日用品に対して「ここをもっと改善してほしい!!」というのを話し合う会です。座談会参加者はこいつらだ!
座談会参加者
ギャラクシー
イヤホンなどの音楽系ガジェットが好き。細かい性格なのでどの商品にも何かしら一言いいたい
かんち
過去にクラウドファンディングで出資したガジェットの半分は後悔している。
モンゴルナイフ
北海道出身の女性ライター。化粧や美容用品に関して言いたいことがある。
加藤
一人暮らしのズボラ男。Amazonで衝動買いをしまくっている。
今回、我々は商品に難癖つけて貶そうとしているわけではありません。
「いつもありがとう」という感謝の気持ちと、「もっとこうだと嬉しいな♡」という前向きな気持ちにあふれているだけなのです。
座談会で言及するのは、「完全ワイヤレスイヤホン」「野菜を束ねるテープ」「化粧品のパッケージのテープ」「靴下留めるアレ」「手持ち鍋」「TVレコーダーのリモコン」「ヘアアイロン」「液体の容器」の8品。
それでは早速はじめましょう……
あなたは共感できますか!?
完全ワイヤレスイヤホン
「それでは、今回の企画の発起人である僕からいかせてください。僕がひとこと言いたいアイテムはこちら!」
「完全ワイヤレスイヤホンです! みんな使ってるでしょ?」
「最近の主流ですよね。何が不満なんですか?」
「最近のワイヤレスイヤホンって、物理的なボタンによる操作じゃなくて、タッチ操作のものが多いんですね。再生はイヤホンの表面を1回タップ、早送りは2回タップみたいな」
「たしかにそういう操作多いですね」
「タッチ式って、一回押すだけのつもりが歩行の振動でトトンッて2回押しちゃったりとか、ちょっとイヤホンの位置を直そうとしたら早送りしちゃったりといった誤操作が多いんですよ!」
「まぁ確かにあるかも」
「特に困るのが誤操作で音声コントロールが立ち上がるやつ。勝手に電話かけちゃったりするんです。 そもそもイヤホンを音声でコントロールする必要ある!?? 電車の中で口に出して『は、早送り……フヒ』って言う!???」
「電車の中ではさすがに言わないかも」
「物理ボタンの時代から考えると、タッチ操作は“できる操作の種類”が減ってるのも嫌だ」
「じゃあ、なんで買ったの……?」
「誤操作さえしなければ便利だから……実際このイヤホンも気に入ってて二代目なんです」
「ということで完全ワイヤレスイヤホンに対して僕からの要望はこれです。誤操作しないように改良してほしい。それが無理なら―」
「物理ボタンつけてくれ!!」
「でも防水性能上げるために物理ボタン無い方がいいんじゃないですか?」
「タッチ式のを選ばなきゃいいだけだと思います」
「物理ボタンつけてくれ!!」
「だめだ、もう話を聞いてくれない」
野菜束ねるテープ
「僕がひとこと言いたいのはこれです!!長ネギ」
「スーパーの買い物帰りに、リュックから長ネギが飛び出してネギ忍者になってしまうことに対するクレーム?」
「違います!それよりもこれ!」
「この長ネギについてる、野菜束ねるテープです!!」
「あ、わかります。昔からずーっとこのまま変わってないですよね」
「そう!このテープ、全く改善されてないんです!毎回包丁かハサミ取り出してこのテープ切らなきゃいけないの面倒じゃないですか?素手で『ビッ!』っと剥がせるようにしてほしいんです」
「料理する時ってどっちみち包丁使うんだから、それで切ればよくない?」
「なんだァ?てめェ…..」
「包装ビニールをとめるテープとかも開けにくくないですか?」
「そう!!それでいうと改善された例もあって……」
「『まるごとバナナ』のテープがこんな感じで、テープの両端を引っ張って外せるようになってたんですよ。これ見た時、課題解決のために努力する人々の姿が見えて感動しましたね……」
「だから野菜をとめるテープも、もっと快適に取り外せるようなイノベーションを起こしてほしいんです!!」
「改良コストが上乗せされて野菜の販売価格上がったら……?」
「いまのテープのままでいいです」
化粧品のパッケージ
「私が言いたいのは化粧品のパッケージについているテープです!」
「またテープのクレーマーが現れた」
「化粧品のパッケージって、よく蓋のところに万引対策でセロハンテープが貼ってあるんですよ」
「へぇ~」
「このセロハンテープが厄介で、買ってすぐ使いたいときとか、朝忙しくてハサミ探す時間も惜しいときとか、爪で開けちゃうんですよね」
「するとネイルが剥がれたり、最悪爪が割れたりして、いいことないんです」
「つまりパッケージにセロハンテープは貼らないでくれと」
「いえ、セロハンテープは悪くありません。一番悪いのは店側がそうせざるを得ない状況にした奴……」
「万引犯!!お前だ!!」
「正しい!」
「万引するような人間はこの記事読んでないと思う」
「二度とするなよ!!!」
靴下留めるアレ
「僕が改善してほしいのはこれですね。新品の靴下を留めるコレ!名前わからないですけど」
「わかるわ~!いつもハサミで切ってますけど、その手間が嫌ですね」
「僕はいつも歯で食いちぎってます」
「私はやっちゃいけないと思いつつも、こうやっちゃうんですよね……」
「こうやって引っ張って……」
「あ゛ーーーー!!!」
「絶対ダメだろ」
「めちゃくちゃめり込んで、穴が空きます」
「外しにくいし、そもそも新品の商品に穴をあけんなって思うんですよ。だからといってU字の銀色の小さい金具みたいなやつも、金属のゴミが出て嫌だし」
「ちょっといい靴下なんかは、紙で包んであったりしますよね」
「そう。全部それでいいじゃんって。でもそれだと手間とかコストがかかるのかな。もういっそのこと、綴じずに片方ずつバラ売りすればいいのでは?」
「靴下片方失くしてもそれなら安心!」
一巡しましたが、まだまだ言いたいことがある4人。二巡目に突入します。
手持ち鍋
「2つ目はこれ! ラーメン作る時に使う手持ち鍋!!」
「ミルクパンですね」
「計量カップで計るのが面倒だから内側に目盛りをつけて欲しい。以上」
「それだけ!?」
「『それだけ』のことなのに、なんで目盛りを付けてない鍋が存在するんだと思いません? ラーメン作る鍋には全部つけてほしい」
「目分量でよくないですか? 濃い目が好きだから、ぼくいつも少なめにしちゃうし」
「袋のラーメンって商品によって使う水の量がバラバラなんですよ。400ml~600mlとか。そんなに違ったら目分量じゃどうにもならないでしょ!?」
「すでに内側に目盛りがついてる鍋も売ってますよね?」
「売ってます。でもそういうのは食洗機に対応してなかったりするのよ! 全部の鍋に当たり前に目盛りをつけてほしい! ついでに言うと、世の中の食器とキッチン用品、全て食洗機対応にしてくれ!」
「それは完全同意」
TVレコーダーのリモコン
「はわわ……はわわ………」
「どうしたんですか?」
「思い出すだけでイライラしてきた……。ちょっとこの写真見てほしいんですが」
「これ、家にあるTVレコーダーのリモコンなんですけど、ボタンと文字の数ヤバくないですか?」
「確かにめちゃ多いですね」
「特に青いボタンに注目してもらいたいんです」
「どんだけボタン用意してんの!!」
「いきなり声でか」
「『』にも小さく時間操作系のアイコンあるし!!なんか『メニュー』の文字もあちこちいっぱいあるし!もう勘弁して!!いや~~~!!!」
「買ってから壊れるまで一生使わないボタンあるよね」
「技術の進歩とともに新しい機能が追加されるので、お年寄りとかがそういった機能に簡単に触れられるように1ボタン1機能にしているんですかね?」
「仮にそうだとしても、別にシンプルバージョンのリモコンも用意して、ユーザーが選べるようにしてほしい。AmazonのFire TV Stickのリモコンなんて、みてよほら―」
「さっきのリモコン見た後だとギャップが凄いですね……」
「リモコンなんて、これくらいシンプルなほうがいいんです!いちいち画面と手元を交互に目線移動させたくないので、テレビやレコーダーを作ってる企業の方々、シンプルなリモコンと素敵なUIを用意してください!お願いします!!」
ヘアアイロン
「私がもう一つ言いたいのはこれ。髪を巻く時に使うヘアアイロンです」
「髪長い人が使うやつだ」
「これで髪の毛に熱を加えて癖を作るんですけど、金属が160℃くらいまで熱くなるんですね……」
「そんな熱々のものが……」
「こわいこわいこわいこわい!!」
「顔面の真横に……」
「あぶないあぶないあぶないあぶない!!」
「ギャーーーーー!!」
「ア゛ァーーーッ!!」
「ライトセーバーで刺された人だ」
「オシャレのために、こんな危険と隣合わせになるの恐ろしくないですか?」
「冷静に考えるとめちゃくちゃ怖いな」
「昔、ヘアアイロンで負った火傷が今も残っているし、同じような目に合う人を少しでも減らすためになんとか改善してほしいんです」
「でもヘアアイロンが誕生して何十年と経つのに、これ以上改善できるのかな」
「ヘアアイロンが無理なら顔面を守るマスクでもいいです!『対ヘアアイロン顔面防護マスク』の開発が待たれます。よろしくお願いします」
液体の容器
「最後は僕から。世の中の液体の容器を全部『鮮度ボトル』に変えたいんです」
「……どういうこと?」
「これらが鮮度ボトルなんですけど、中が二重構造になっていて、液体が空気に触れにくく酸化しにくいんですよ」
こんにちは。Web担当のうぇぶたんです。
『PET樹脂製二重容器「#密封ecoボトル」』が、#2018日本パッケージングコンテスト でジャパンスター賞を受賞しました
このボトルは二重構造で、しょうゆが空気に触れず鮮度を保ちます。(写真参照!)
▽しぼりたて生しょうゆMILDhttps://t.co/yYMp4Vb6Z5 pic.twitter.com/uzZ93gXGWM— キッコーマンです。 (@kikkoman_desu) September 6, 2018
「はぁ~。初めて知ったわ」
「うちの調味料も半分くらいは鮮度ボトルタイプです」
「鮮度ボトルは開封後も常温保存できるし、使うときも1滴ずつ量を調整できるし、うっかり倒しても中身がこぼれることがないし、いいことしかない」
「開封後も常温で90日間保存できるって書いてますけど、これめっちゃいいですね!世の中の調味料を全てこのタイプにしてほしいのすごく分かる!」
「いえ、調味料だけじゃなく、全ての液体です。牛乳、ペットボトルのお茶、酒、目薬、シャンプーなんかも、全て鮮度ボトルにしてほしい」
「シャンプーに鮮度求める必要なくない?」
「世の中のあらゆる液体は空気に触れたり雑菌が入り込んだりしてどんどん劣化が進むので、オーガニックなものとかは新鮮なほうがいいじゃないですかね」
「化粧水とかも全部これだったら嬉しいかも」
「試供品のシャンプーとかかが異様に良く感じるの、鮮度の可能性ありませんかね…? 普段使ってるものに慣れてるだけかもだけど」
「ビジネスチャンスの予感がするので、投資できそうな会社を探します」
まだまだあるぞ!日用品に一言
以上、4名が日常生活で使用するアイテムへのクレーム 要望を好き放題話しましたが、ここで紹介しきれなかったものや、この場に参加できなかったメンバーたちの「心の叫び」を一挙に羅列しますね。
以上です!
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