こんにちは、ライターの松岡です。
今年もそろそろ年末……日本の年末といえば、紅白歌合戦やロックフェスなど様々なイベントがありますが、格闘技が最大に盛り上がる日でもあります。
今年で21年目を迎える大晦日の格闘技。この大イベントに7年連続10回の出場をした、日本人選手をご存知でしょうか?
それがこの人―
”闘うフリーター”の愛称で親しまれ、総合格闘技イベント「HERO’S」のデビュー戦で1日にしてスターとなった所英男選手。
昨年の大晦日に行われた格闘技イベントRIZIN.26に出場し、リオデジャネイロオリンピック銀メダリストの太田忍選手から勝利をあげるなど、44歳という年齢で現役ファイターとして活躍を続けています。
那須川天心 vs 3人「ミスターX」として「RIZIN東京ドーム大会」に出場しました。天心選手、強すぎてびっくりしました。パンチを受けても嬉しいような不思議な感覚もあり、天心選手だからこそ気持ちが上がって立っていられました。向かいあえたことが僕は光栄でした。有難うございました!また飲みに! pic.twitter.com/JP8FR2VFPe
— 所英男 (@tokorodays) June 13, 2021
今年の6月にはRIZIN初となる東京ドーム大会で、神童・那須川天心選手とスペシャルマッチで戦い、デビューから20周年をむかえた今も多くの格闘技ファンに夢と希望を与え続けています。
本日は闘うフリーターから総合格闘技の大ベテランとなった、格闘家の所英男選手にお話を伺いました!
「闘うフリーター」になるきっかけ
「今日はよろしくお願いします! 所さんと言えば2005年の試合をきっかけに”闘うフリーター”という愛称で一躍有名になりましたが、子どもの頃から格闘家を目指していたのでしょうか?」
「子どもの時の夢はプロ野球選手でしたね。高校まで野球しかやってこなかったので」
「野球少年だった所さんが、なぜ格闘家の道に進むことに?」
「大学野球のセレクションに落ちて、将来の夢がなくなったんですよ。その時に―」
「あ、わかった! その時に偶然テレビで格闘技の試合を見て、感銘を受けたとか?」
「いえ、『夢がなくなったからプータロー(無職)になりたい』って親に言ったら、反対されて」
「当たり前でしょ」
「考えたらそうっすよね。実家がクリーニング屋を経営していたので、東京にあるクリーニングの専門学校に通いながらクリーニング屋で修行することを勧められました」
「このままだと『闘わないクリーニング屋・所英男』になりそうですが、総合格闘技をはじめたのは何歳の時ですか」
「21歳の時っすね」
「遅っ!!!」
「その頃、正社員として働いていたクリーニング屋さんの近くに格闘技のジムがあって、試合のチケットを買いに行ったり、練習を見学させてもらったりしているうちに、格闘技の世界に入っていました」
「まさかクリーニング修行がきっかけで、格闘技の世界に入るとは。ファンとしてはプータローになる夢を諦めてくれてよかったです」
「それは自分でも思います」
「21歳で格闘技を始めるというのは、かなり遅いスタートですよね? 所さんは最初から自分に格闘技の才能があると感じていましたか?」
「それまで野球しかやってこなかったので、才能があるとはまったく思っていなかったです。でも練習した技をすぐ覚えたり、アマチュアの大会で優勝したりということが続いて、『ひょっとしたら才能あるのかな?』って勘違いはありましたね」
「とはいえ、所さんは格闘技を始めて2年目で、プロで試合をなさってます。めちゃくちゃ才能あるじゃないですか」
「デビューまでは順調だったので、プロになってから勝てなくて苦労しましたよ! 力の差を感じて、このままだとプロで勝てないと実感したから、仕事を辞めて、ビルの清掃や交通整理のアルバイトをしながら格闘技を続けました」
「ついに”闘うフリーター”が誕生したわけですね!」
ちなみに映画『ベスト・キッド』みたいに、アルバイトでの動きが格闘技に役立ったことはありますか? と聞いたところ、「格闘技には役立ちませんが、今でもジムの掃除や鏡を拭く時に役立ってます!」とのこと。確かに鏡ピッカピカでした。
「清掃は黙々とひとりで作業できるので、考える時間もできてオススメ」らしいですよ!
一夜にして掴んだ夢
「所さんがプロデビューをした6年後の2005年に、人生の転機となる試合がありましたね。当時の修斗世界王者であるアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ選手に勝てると思っていましたか」
「いや。勝てるとは思ってなかったっす」
「延長ラウンドでバックハンドブローを出してTKO勝ちする、衝撃的な勝ち方でしたね」
「あの一戦で人生が変わったっすね」
「同じ年の大晦日に、元UFC王者のホイス・グレイシーと大会のセミファイナルで戦っているのもすごい」
「本当は僕じゃなくて秋山成勲選手が戦う予定だったのですが、怪我のため急遽自分にチャンスが回ってきました。突然のことでしたが、若さでやれた試合だと思います」
「今、準備の期間も少なく急に強豪選手と戦うオファーがきたらどうしますか?」
「今なら断ります。若い時の勢いは大事っすね」
「なるほど。僕も若いうちのチャンスは絶対逃さないようにします!」
「2005年に”闘うフリーター”としてブレイクしましたが、アルバイトはいつ頃まで続けていたんですか?」
「アルバイトをしていたのは2002年〜2006年までっすね。そこからはやっとファイトマネーで生活ができるようになったので」
「4年間の下積み生活の中で、辛かったことってあります?」
「お金がなかったんで生活が苦しかったのはありますけど、辛かったことはないですね」
「当時は家賃も10ヶ月くらい滞納したり、ジムの会費を払えなかったりしたけど、すっごく楽しかったです。夢を持って生きてる時って、貧乏でも楽しかったですよ」
「夢があれば苦境でも楽しく生きていけると。逆に言うと、辛い時って夢を見失いかけてるのかもしれないですね……」
「いや〜僕はのん気な性格だから。将来のこととかも何とかなるだろうと思ってました」
「多くの人が夢を追って生きていますが、所さんのように実際に夢を掴める人は稀です。どんな努力をすればチャンスがくるんでしょうか」
「他のことはわからないですけど、格闘技だったら練習を続けてコンスタントに試合に出続けるのが大事なんじゃないですかね」
「やれることを淡々と継続するって感じですか。練習するだけではなく、試合にも出たほうがいい?」
「試合に出てはじめて人に見てもらうことができます。だから試合は自分を知ってもらって価値を高める機会です。チャンスって周りからもらえるものなので」
「チャンスは周りからもらえるもの!! めちゃくちゃ勉強になります」
格闘技を続けるモチベーションとは
「所さんが飛躍を遂げるきっかけとなった『HERO’S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント』で優勝したのが、神の子・山本“KID”徳郁選手です。その頃から所さんはKID選手と対戦するのが目標にあったのでしょうか」
「その時は雲の上の存在だったので、対戦したいとか自分の目標にするとか、おこがましくて考えた事なかったっすね」
「いつ頃からKID選手を意識するようになったのでしょうか」
「2008年に発足したDREAMからですね。DREAMのイベントを盛り上げようとする意味でも、自分の目標として頑張るためにも、KIDさんとの対戦を公の場で熱望しました」
「それくらいKID選手の存在は所さんにとって大きかったですか」
「デカかったっすね。KIDさんがいなかったら日本の軽量級総合格闘技は盛り上がっていなかったと思います。僕もこうやってジムをやれてませんし、闘うフリーターのままで終わっていたかもしれない」
「KID選手に対戦をアピールした後に弟子の山本篤選手に敗戦し、そこから連敗を重ねてしまい引退を考えるまでに追い込まれてしまったと聞きました。そのマインドを打破するきっかけはありましたか?」
所選手の試合表(下にいくほど古い試合)
山本篤選手のあと2連敗し、合計3連敗となった
「格闘技が好きって気持ちを強く持っていたからですね。一緒にやってる仲間が好きだっていう気持ちも自分を支えてくれました。とはいえ、これ以上さらに負けたら続けるのは無理だなって思いながら、次の試合に臨みました」
「次の試合というと、DREAMフェザー級グランプリでのエイブル・カラム選手との試合ですよね。格闘家としてのターニングポイントとしては、この一戦が大きかったですか」
「あの連敗のおかげで、格闘技を本気で頑張れました。過去一番走りこんだし、今までとは違うトレーニングにも取り組んで……それで掴んだ一勝だったから、思い出深いです」
「その試合に勝ち、次戦では高谷裕之選手と対戦することになりますが、試合前に流れた“煽りV”の映像がとっても印象的でした」
※格闘技の試合前に流される短い映像。両選手の試合にかける努力や意気込みなどを編集したもの
「あれは今見ても、うるっとくるものがありますね」
「この映像を作った佐藤大輔さんは、1,500本以上の煽りVを作ってきたが、あの映像は一番好きな作品だと話していましたね」
「ありがたいことです。でも、その作品の良さを試合で超えられなかったのは悔しかったですね(高谷選手との試合はKO負けを喫した)」
「試合前の所さんに、KID選手が何か話しかけているシーンが映っていました。どんな会話をされたのですか?」
「たしか『チャンピオンになったら俺が挑戦する』みたいなことを言ってくれたと思います」
「うわ~! そんなこと言われたらめちゃめちゃモチベーション上がったんじゃないですか?」
「いや〜、高谷さんとだけはやりたくなかったんですよ。僕は外国人選手のほうが得意なので……決勝で高谷さんと戦いたかったです」
「僕もそのイメージがあったんですが、所さんの対戦成績を調べてみたところ、実は所さんって、日本人選手が相手の時のほうが勝ち越してるんですよ」
「えっ、知らなかった! 外国人選手の方が得意だと思ってた……」
「高谷選手に敗北したため、この時にKID選手と対戦することは叶いませんでしたが……その後も所さんは“闘うストーカー”としてKID選手を追いかけ続けましたね」
「10年近くKIDさんを追いかけ続けましたが、最後まで叶わなかったですね。これは自分の勝手なストーリーですけど、最後はKIDさんと戦って終わりたいという気持ちがありました……」
「KID選手が亡くなった時、インタビューで『(現役は)もうこれでいいかな』とお話しされていましたけど、そこからもう一度立ち上がるきっかけはありましたか?」
「格闘技の舞台から離れて3年半。ジムの経営や指導に明け暮れていましたが、格闘家としての所英男を応援し続けてくれるファンの方もいましたし……それに、自分の子どもにも父親の試合をみてほしいって気持ちが出てきて」
「KID選手の妹である山本聖子さんからも、格闘技を続けてほしいと言われたそうですね」
「そうなんです。『(KIDさんは)格闘技を辞めずに続けてほしいと願っていると思う』という言葉をもらって、嬉しかったですね」
「うわ、感動……! それで再起なさったわけですが、3年半ものブランクがある状態で、復帰戦がレスリングのオリンピック銀メダリスト・太田選手でした。戦うのは怖くなかったですか?」
「怖さはなかったですね。試合に出てない間も練習はずっと続けていたので、衰えてるとは思っていませんでした。冷凍人間のつもりでいました」
「れ、冷凍人間??? どういうことですか?」
「自分は格闘家として鮮度を保ったまま冷凍されていて、いつでもあの頃の状態に解凍できるぞと思っていたわけです」
腕十字で勝ちました
勇気だして試合できました
太田選手有難うございました
久々のRIZIN大晦日
セコンド勝村さんと金原さんから勇気を。「所プラス」ジム萩原&長野君をみてまだまだ頑張らなきゃと。
ジムでも家でもなんにもできない僕です
でも皆が喜んでくれて格闘技続けてて本当よかったなあ pic.twitter.com/2NXSeZtOXo
— 所英男 (@tokorodays) December 31, 2020
「それで実際に勝っちゃうんだからすごいよな……」
「うまく解凍できました!」
「復帰後は那須川天心選手とも試合をされていましたね。こういうビッグカードって、どれくらい前から試合のオファーがあるんですか?」
「この試合に関しては、10日前にオファーが来て、試合の一週間前に決まりました」
「めちゃくちゃ急! 10日後に突然“キックボクシング史上最高の天才と戦うって、怖すぎません?」
「怖いって感情よりも戦えてラッキーって感じでしたね。1ラウンド倒れるまで動こうって目標は達成できましたし、真剣勝負で那須川天心と向かい合える機会なんてそうはないですから」
「この記事の最初の方で、ホイス・グレイシー選手との試合が急遽決まったって話をしましたよね。その時、『あれは若いからできた。準備の期間も少なく急に強豪選手と戦うオファーがきたら、今なら断る』って言ってませんでした?」
「言って……ましたね」
「結局のところ、何歳になろうがチャンスが来たら『ラッキー!』と思って速攻で掴みに行く人が成功するってことなんでしょうね」
所英男 現役最後の目標とは?
「所さんは大晦日に10回出場されていますが、今年も出場したいですか?」
※この取材は2021年10月に行いました
「もちろん今年も出たいっすね。年末はどんな格闘家でも出たいですよ!」
「今年出場すると“通算の試合数が60試合目”になります」
「あ、まだ60試合いってなかったんですね。ならますます出場したいですね! 長く格闘技を続けてこれたし、もういつ辞めても満足とは思っているんですけど……こうやって良いタイミングで目標ができちゃうんですよね」
「いま、所さんの中で最終的な目標ってどういうものになるんでしょうか」
「ジムの近くにあるとどろきアリーナで、引退興行をやりたいっすね」
「本当に最後の目標じゃないですか! 東京ドームや埼玉スーパーアリーナではなく、とどろきアリーナを選んだ理由など何かあるんですか」
「やっぱり最後はジムのみんなにみてもらって、最高の引退を迎えたいんですよね」
「引退試合で全世界の格闘家の誰とでも戦えるとしたら、対戦したい選手は?」
「L.C.デイビスです」
「即答ですね! しかも想定外の選手だったのでびっくりしました。何か因縁でも?」
このポスターの中央左がデイビス選手
「2015年、アメリカで対戦した選手なんですけど、僕がRIZINに出てる時に何回も『俺の引退試合で闘ってくれないか?』とずっと連絡があったんですよね」
「L.C.デイビス選手から所さんに引退試合のオファーが」
「はい。なんだかんだで再戦できていないので、僕の引退試合でやりたいなって」
「義理堅いな~」
「ちなみに所さんは今までに59試合の戦歴がありますが、ベストバウトを3つ選ぶとしたらどの試合になりますか」
「いや〜!どの試合もみんな思い出深いですね。あえてってことなら、人生を変えた『アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ』戦、格闘家としてターニングポイントとなった『エイブル・カラム』戦、あとは引退試合が最高の試合になる予定ですね」
「めちゃくちゃかっこいい。所さんが本当に現役を引退するなら悲しいですけど、せっかくなら最後に目標が達成されることを、ファンとして応援したいです!」
引退後のセカンドキャリアについて
「所さんのジム『所プラス』は今年で10年目を迎えますが、むかしから指導者になる考えがあったのでしょうか」
▼初心者専門 格闘技/フィットネスジム「所プラス」
ダイエット&ストレス発散を目的としたスポーツ初心者専門の少人数制スタジオ
住所|神奈川県川崎市中原区小杉町3-15エクセルハウス1F
「いや、ジムをやるつもりはまったくなかったっすね。10年前は何も考えていなかったので」
「何も考えずにジムをオープンします?」
「結婚した時に嫁さんが『ジムをやろう』と言い出して、そしたらたまたま仲の良い不動産屋から物件が空いたという連絡があって、トントン拍子で話が進んでいった感じですね」
「奥さんはなぜジムをやろうと提案したんでしょう」
「安定した収入が欲しいってのがあったんだと思います。引退後のセカンドキャリアとしても、ジムの指導であれば大きな怪我さえなければ続けられますし」
「当時の所さん的にはジムをやる気はあまりなかった?」
「当時は全然なくて、結婚したから安定収入とかそういうことも考えなきゃって感じでしたね。ノゲイラに勝ってから好き勝手やっていたので、ようやく落ち着きました」
「一時期はプータローになるのが夢だったのに、大人になったんですね……」
「煽りVの中でも釘を刺されてましたよね。実際にジムを経営してみてどうでしたか?」
「人と話すことが得意じゃないとか、教えるのが得意じゃないと思っていたんですけど、やってみたら意外と楽しいというか、自分に向いてましたね」
「所さんのジムに通えば、初心者の僕でも格闘技が覚えられるんでしょうか」
「誰でも丁寧に指導しますよ! うちのジムは初心者向けのジムなので、一緒に汗かきましょうという感じでまったりやっています。スパーリングができたらOKって感じで」
「それなら初心者でも安心だ!ちなみに指導も所さんが担当されているんですか」
「僕は、週4日教えています。打撃はムエタイのチャンピオンだった女性や、元プロボクサーだったお笑い芸人の方が担当してます」
「寝技も打撃も本格的なプロが教えてくれるなんて贅沢!ジムをはじめて10年経ちますが、所さんの中でやりがいなどありますか」
「ジムに通ってる子たちがプロで活躍できると、一番嬉しいですよね。プロ選手を育てるなんて昔は想像もしてなかったけど、10年で3人プロデビューできた。いや本当に嬉しいですよ」
平井総一朗 @SOICHIR56164090 fighting NEXUSさんでプロデビューさせていただきます!所プラス初!会員さんのプロデビュー!!10年目にして初の出来事。平井くん、ありがとうございます!11月7日、応援よろしくお願いします! pic.twitter.com/85CufUuh9Q
— 所英男 (@tokorodays) October 13, 2021
「すごいじゃないですか! プロ選手を専門的に育てるって考えはないんですか?」
「それはないっすね。初心者専門でやってることに意義があるとも思っているので。この間も大学の柔道部の子が3人来てくれたんですが……申し訳ないと思いながら全員断らせていただきました」
「ええ! 有望な逸材なのにもったいない」
「来たら会員さんがみんな死んじゃう!」
「なるほど。ジムの話になったついでに、ひとつ気になっていたことをお聞きしていいでしょうか。『嘘喰い』というマンガを読んでいる時に―」
「あとがきで、作者の迫稔雄先生が所プラスに通っているような描写がありました。迫先生もこちらで格闘技をなさっているのでしょうか」
「迫先生はうちのジムで最強です。漫画家じゃなくて、もし格闘家を目指していたとしても絶対に成功してますね」
「へぇ~! 格闘技の才能やポテンシャルが高い人なんですか?」
「とにかく取り組む姿勢や集中力がすごいんですよ。これがあるからマンガの世界でも成功したんだなって感じますね」
漫画連載でポンコツの私が所プラスにかよって8年以上になりますが、
初心者に優しいジムです。
漫画家の私が未だに通えているのですから!
運動初心者是非!共にトレーニングを! https://t.co/rAspqMkx40— 迫稔雄 (@oshitokosa) April 5, 2021
「最後になりますが、この記事を読んでいる方の中にも、アルバイトをしながら夢に向かって頑張っている人が多いと思います。所さんからアドバイスを頂けないでしょうか」
「『やり続けてください』っすかね。夢は続けて頑張った人が勝つので」
「所さんだからこそ伝えられるアドバイス! 僕も今の仕事を続けて頑張ります! 今後も所さんが出場する試合も楽しみにしています」
まとめ
というわけで今回は、格闘家の所英男選手にデビューからセカンドキャリアについてまで、お話を伺いました。
・人生のチャンスは周りからもらえるもの
・所さんオススメのアルバイトはビル清掃
・現役最後の目標は、とどろきアリーナでの引退興行
・『嘘喰い』の迫稔雄先生はめちゃくちゃ強い
・夢は続けて頑張った人が勝つ
色々なことがわかった結果、ますます所さんの格闘家としての魅力が高まりました。
今後の試合から、いつか来るであろう最後の引退試合まで、一体どんな戦いを見せてくれるのか。今後も目が離せません!
取材の最後に、所さんの得意技である「腕ひしぎ十字固め」をかけてもらったところ……
ガチで秒殺されました。
読者の皆さんも『所プラス』に通えば、所英男選手直伝の「腕ひしぎ十字固め」が覚えられますよ!
(おわり)
・取材協力|所プラス(リバーサルジム武蔵小杉)
・所英雄選手のTwitter