こんにちは。仙台で暮らしている編集者のTakiです。
大学卒業後に入社した会社で配属されて住んで以来、気に入った仙台。
毎年チャンスを見つけては行っていましたが、ついに今年から東京にある職場がリモートワーク可能になったことで、また住み始めました。
全国的に知られてる仙台の有名なものだと、牛タンだったり、伊達政宗とか萩の月だったりするのかな? と思いますが、個人的に約10年ぶりに住んで改めて仙台の魅力、いいところだな、と日々感じているのは「杜の都」と呼ばれる通り、街中に緑が溢れている美しい街並み。
何気ない道をただ歩いているだけで心地よい、落ち着く街なんです。
ということで、今回は自分が大好きな仙台の街並みをたっぷり紹介しながら、新型コロナウイルスが落ち着いたらぜひ来て楽しんでほしい、おすすめスポットを合わせていくつか紹介していきたいと思います。
※取材は新型コロナウイルス感染症対策に配慮したうえで行われ、撮影の際だけマスクを外しています
目次
まずは仙台駅周辺を楽しむ
さっそく仙台駅からスタート。作家の司馬遼太郎氏が「街道をゆく 仙台・石巻」で「世界のどの都市にもない造形的なうつくしさがある」と語っている、仙台駅前の空間。自分もいつも仙台に帰ってくるたびにほっとする、お気に入りのスポットです。
仙台駅西口から眺める青葉通(あおばどおり)。仙台にはこういった美しい通りがいくつもあるので、この記事でもたっぷり紹介します
仙令鮨(仙台駅3階店)
気仙沼や石巻といった有名な漁港があり、世界三大漁場の1つとして知られる「三陸沖」もある宮城。
仙台でも美味しい海鮮が楽しめるのですが、それを着いてすぐ実感できるのが、仙台駅3階にある「すし通り」にあるお寿司屋さんたち。
すてきなお店がそろっていますが、特に自分が好きでずっと通っているのが立食スタイルの仙令鮨さん(旧店名、北辰鮨)。
一貫から注文できるので、旬のものや好きなものを軽く頼み、宮城の日本酒を飲みながらさっと楽しむのが最高。
関東出身者としては、最初に行ったとき「駅でこんな美味しいお寿司が食べれられるの?」っていうくらいの感動があり、仙台に住み慣れてからもついつい駅に行ったときは空いていれば入って、「やっぱり美味いよなあ」としみじみ思っています。
ぱちっと弾ける歯応えよい蛸の吸盤は、あっさりとしたものをいきたい序盤にぴったり
生のイカのゲソもおすすめ。こちらはとろっと柔らかくて甘くて美味い
こちらは本鮪セット。右側が頭肉、左側が頬肉。どちらも鮪の旨味が爆発。ある日はぜひ頼んで欲しいセット
ウニもクセなく甘くて、濃厚。もうこれ食べてもらうだけで仙台最高……って思ってもらえる気がします
仙令鮨 仙台駅3階店
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目1 仙台駅 3階
https://www.livit.jregroup.ne.jp/detail/322
AER(アエル)展望台テラス
好きな仙台の美しい街並みを伝えたい、ということで続いて紹介するのは仙台駅からもすぐ近くにある商業施設のAER(アエル)の31階にある展望テラス。
仙台の街が一望できて、何より無料なので時間にちょっと余裕あるときにふらっと行ってみてほしいスポットです。
タイミングによっては人が全然いなくて、ただのんびりするだけでも気持ちいい場所
31階から眺める仙台の街並み
仙台に詳しくなってくると、立っているビル名がわかったりして楽しくなります
AER(アエル)展望台テラス
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目3−1
https://www.sendai-aer.com/about#terrace
仙台駅から定禅寺通、西公園まで歩く。道中にあるおすすめしたいグルメ、カルチャースポット
高いところから仙台の風景を楽しんだら、いよいよ歩きながらたっぷり仙台の街並みを楽しんでほしい、ということで仙台駅から定禅寺通、西公園という場所まで紹介していきます。
まずはAERを出たら、西に向かって広瀬通を歩きます。
広瀬通
途中、中央2丁目の交差点で北に曲がって、愛宕上杉通(あたごかみすぎどおり)へ。
防火の神と言われる「愛宕」の名がつくこの通りは、歩くたびに個人的に好きな宮城の酒蔵「新澤醸造店」さんがつくり、「荒城の月」を作詞した詩人・土井晩翠が愛してやまなかったという「愛宕の松」を思い出し、思わず日本酒が飲みたくなる道。
特に夏限定のひと夏の恋はラベルも可愛く、飲みやすくて毎夏楽しみにしているお酒。おすすめです。
愛宕上杉通
愛宕上杉通をずっと歩くと見えてくるのが錦町公園。
街中にこのような緑溢れる公園があるのも仙台の魅力かなと思います。近くでお弁当をテイクアウトして公園で自然を感じながらお昼ご飯、というのもお気に入りの仙台での過ごし方。
そして錦町公園を西に曲がると、自分が仙台で一番好きな「定禅寺通」が。杜の都らしい、大きなケヤキ並木が目を引きます。
ちなみに定禅寺とは、かつての仙台藩・陸奥国領仙台城下町にあった寺の名前。
『ジョジョの奇妙な冒険』の作者である荒木飛呂彦先生は仙台出身で、第4部『ダイヤモンドは砕けない』の主人公である東方仗助が住む場所も「定禅寺1の6」なのでファンにも堪らない場所なのでは。
そばの神田
定禅寺通から近い「一番町」は飲食店も多いエリア。
牛タンはもちろん、さまざまなジャンルのお店がありますが、仙台ローカルグルメを楽しみたいという人にぜひ立ち寄って欲しいのが、そばの神田(通称、そば神)。仙台在住の多くの人に愛される、安くて美味い立ち食いそば屋さん。
朝飯にも、今はできませんが飲んだ後の〆にも、小腹が空いたときにも、いつでも行きたくなるお店です。
そばの神田 東一屋 本店。約10年前、一番町で働いていたときからお世話になっているお店
紅しょうが天そば。400円。提供が早く、安い。ついつい止まらなくなるつゆ。麺もいい。爽やかな紅しょうが天は見た目も美しい一品
そばの神田 東一屋 本店
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目5−17
https://sobanokanda.com
北京餃子
一番町にあるお店だと、「北京餃子」もそばの神田同様、仙台の若者や会社員から愛されているローカルグルメ。どの料理も安くてボリュームたっぷり……!
「お腹いっぱい食べたい!」というときに、ぜひ行ってみてほしいお店です。
仙台フォーラスという商業施設の地下二階にある北京餃子。1977年創業という歴史あるお店
お店前にあるメニュー。とにかく安く量がたっぷりなので若者にはありがたいお店
一番人気という広東焼きそば。550円の5 / 8盛りでもなかなかな量。甘みあるほっとする味付けで野菜たっぷり。ときどき無性に食べたくなります
餃子は6個で190円。焼きたて熱々ジューシーで、ビールにぴったり
北京餃子
〒980-8546 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目11−15 仙台フォーラス B2F
https://www.forus.co.jp/sendai/shop/946
再び定禅寺通へ。
写真以上に実物は迫力があってきれいです
冬は毎年SENDAI光のページェントが開催され、ライトアップもされます。これがまた最高
定禅寺通沿いにある、建築家・山下寿郎氏が設計したという東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館の別名)も好きな建物
せんだいメディアテーク
定禅寺通を歩いていると右手に見えてくるのが、市民図書館、イベントスペースなどからなる「せんだいメディアテーク」。
ガイドブックにも確実に紹介されるほど有名な施設ですが、建築界のノーベル賞と言われているプリツカー賞も受賞した建築家の伊東豊雄氏が「私にとって転機となった建築である」と語っています。仙台に来たらぜひ立ち寄ってほしい場所なので、紹介させていただきます。
何か用事がなくても、ちょっと休憩という感じで寄ってもらっても楽しめるかなと思います。
新型コロナウイルスの影響で撮影時は閉館中
今年で20周年 https://sendai.keizai.biz/headline/3199/
せんだいメディアテーク
〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2−1
https://www.smt.jp